映画雑文 トカ

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チャレンジ系学生青春映画の金字塔、ぶち立つ!【青葉家のテーブル】ネタバレ感想‼️

【青葉家のテーブル】観ました。

ネタバレ、注意注意⚠️⚠️

【主人公が違う衝撃】

パッケージに西田さんと市川さんっていう顔の知れてる2人が映ってるのは魅せ方としては良いんだけど、内容の幅広さが全然表現されて無くてそこがちょっと惜しかった。😭

パッケージの印象をいとも簡単に崩しにかかる優子と与田ちゃん2人の挑戦の日々は、個人的に自分のいくつかの夢を叶えてくれてて、ひとつの映像体験として大きな衝撃でした。悩みを打ち破っていってくれるハツラツとした脚本が、こころの琴線に触れる触れる。。✨理想の学生時代ってやつ。

【キャスティングだけで信用できる】

まずキャスティングの段階で、忍成くんに人間味溢れるキャラを演じさせてる時点でこの映画は信用に値する。映画を分かってるひとたちが作ってる…✨

誰が青葉家のテーブルに着いたとしても、みんなそれぞれが馴染んでしまう、心から好きって言えちゃう暖かさ全開のキャラクターたちなのが良かった。

【本当の青春映画だった】

友情、恋愛、勘違い、夢。熱中できる何か、親との関係。他人と自分の線が繋がる出会いの瞬間。比較される上と横の対象。数多くの青春映画からこれでもかと絞り出されたキラキラエッセンスがふんだんに混ざったいいとこ取りな映画でした。

いいとこ取りって言っても、そのひとつひとつが無駄なく隅々までピッタリとくっ付いてハマってるのでただ混ぜただけじゃないってのがスゴい。ノートとかタコスなんてアイテムも、"いろんな要素を包む"ってことを意図して配置されてるんじゃないかと思ってます。包む、開く、閉じるみたいな動作がまさにこの映画っぽいなって思う。

【優子と与田ちゃん✨】

優子と与田ちゃんの関係性は、この映画に対して全く予期してなかった要素だったので本当に魅了されっぱなしでした。【君は永遠にそいつらより若い】みたいな簡単に他人と仲良くなって、流れのままに友情を育んでいく映画大好き。与田ちゃんのビジュアルから、中身は普通の子っていうギャップよ。

【リク✨】

優子が瀬尾くんに近づいていく様子を、至近距離からまじまじと観察してるリクの目の演技が笑けるくらいに好きだった。目で全てを語ってしまうあの表現力、【バットマン】のオファー来る可能性あるな。

優子と母親を、自分を俯瞰する配置にしてたのも上手くてよかったし、伏線をきっちり回収して終わっていく幕の引き方なんて、長期連載漫画のそれだった。終盤の回収に向けて動き出した感もスゴくて、無駄の無い構成、お見事でした。

【パロディまで面白かった】

セブンルールを正面からパロった9エッセンスのイジり方も笑える。セブンルールのあれ、たまにホントに頑張って絞り出したようなしょうもないルールあるもんな。あの意識高い系のふたりの名前が屋敷と嶋佐なのも、いじり方変化球過ぎて笑いました。

原作であるYouTubeのドラマ版はドラマ版でまた全然別の面白さがあるので、今作が大好きなひとには観てほしい。✨

周平くんきっかけで観たんだけど、ほんとに観て良かったーーー…。

ありがとうございました😊