掴み、最強。【ザ・ファブル 殺さない殺し屋】ネタバレ感想。
【 ザ・ファブル 殺さない殺し屋 】観ました。
ネタバレ注意です⚠️⚠️⚠️
掴みのエゲツないクオリティと、マンションの壮絶バトルシーンだけで80点は確定な映画でした。
オープニングの 稀に見るタイミングから始まる歌からして猛烈にカッコいいんですが、息する間を与えないつもりで襲いかかって来る瞬殺アクションシーンの数々でもう ハイ神。ハイ今回も神。ってなる。タイトルコールの大切さもしっかり分かってて、【万引き家族】のクソださタイトルコールの野郎に、爪の垢煎じて飲ませてやりたい気分。タイトルコール超カッコよかったです。それだけやった後に、あの駐車場バトル。。なんならもう、この5分間でこの映画終わるのかと思いました。そのくらい気合い入ってます。掴み、本当に最高でした。。✨
クレーンでの首吊りやら、両親の殺害現場やら、今回はなんか血ノリがスゴい気がして、こんな本格的な映画だったっけ?ってなった。生々しさがすごい。
今回は木村文乃さんの妹キャラがしっかり深掘りされてるのがよかった。アプリの広告なんかでしょっちゅう見かける、敵とテーブルの銃を取り合いするシーンがまさか映画で観れるとは思ってなくて個人的にテンションが上がりました。その場面自体、すこぶるカッコよかった。
パンクブーブーの黒瀬さん、貝沼役の好井まさおさん、宮川大輔さんらの芸人出演者さんたちが、今回出てきた意味 本当にあったのかまるで不明で面白かったです。宮川さんはまだコメディパート担ってるから良いとしても、貝沼のエピソードはこのタイミングでしなくても良いだろ とは思いました。安藤政信と遭遇するエピソードが貝沼から始まる必要性が弱く感じた。そこから転じて、山本美月が連れ去られるとかなら分かるけど。前作で終わらせといて。。って印象でした。原作通りだとしたら、仕方がないんだけど。
マンションでの戦闘が最高だった分、もうあのままマンションで全てが完結してくれても良かった。助けれなくて足が不自由になった女の子と、耳が不自由な女の子を対比させて、今度こそ女の子を助けるっていう作りはよかったけど、どうせなら平手ちゃんのキャラひとりで、助けれなかった→助けれた。っていうシンプルな作りでもよかったなー。その分 終盤のファブル到着からの「今度はちゃんと支えた」の一言は完璧すぎて「上手〜っ👏」ってなりました。全体的に、あの森でのまとめ方だけは邦画っぽくなくて新鮮でした。めちゃくちゃ海外映画のまとめ方っぽかった。
今回はもうずーっと、なんで堤真一ってこの風体で大物俳優的な立ち位置に立ってるのかいまいちよく分かんないなって思ってた。「くせーっ」とか言ってる演技自体がそもそも臭いし、あのキャラ自体も1から8ぐらいまでわけ分かんなくてなんなんだよコイツは…って思ってる状態のまま死んだ。いや何がしたかったんだよ。まず職業はなんなんだよ。平手ちゃんにも触るんじゃねえ。こんにゃくか何かで死ぬまであたまブツぞ。
掴みの音楽、タイトルコール、駐車場、マンションでのハリウッド顔負けバトル、木村文乃のアクション、安藤政信のキャラクター、そして岡田准一のやってること全てが面白い映画でした。
ありがとうございました。