映画雑文 トカ

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シリーズ終わってよし!【アバター:ウェイオブウォーター】ネタバレ感想‼️

アバター:ウェイオブウォーター】観ました。

ネタバレ感想です。注意注意⚠️⚠️

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3Dではなく、

2Dで観た人間からの辛辣! 長文! 感想です。

【醤油なしのマグロを3時間食べる】

試写で観た方たちが口を揃えて「3Dで見なきゃいけない」って映像面のことばっかり評価してて、3Dが充実してない地方民の哀れさ舐めんなよ!って沸々とキレてたんだけど、映画を鑑賞してハッキリと理解しました。こんなもんを2Dで観るのは調味料がかかってない食べ物食ってんのと同じです。脚本の面白みは、どこまで行ってもゼロです。

ジェームズキャメロンを評価するときは、想像力と脚本技術をひとつにまとめちゃいけない。

【おなじ敵を使い回すな】

自分は今作、100点満点10点だと思ってますが、それは開始40分のみの点数です。

子どもたちがクオリッチに捕まったから戦わなきゃいけないってところまでの作りはちゃんと基本ができてるから面白かったんですが、40分過ぎたあたりから今作の敵もクオリッチだったという正直 信じがたかった事実が効いてくる。「え、またコイツなのか…?」と。

【怪獣8号】って漫画があるんですが、その作品は「敵がずっと変わらない」ことで木造住宅だったら全焼してるぐらい炎上してたし、【アリータ/バトルエンジェル】って映画も同じ敵が3度立ち上がってきた結果、右肩下がりに話が面白くなくなって続編計画のほうが倒れこみました。ちなみにその映画の製作はジェームズキャメロンがやってます。くそが。

【4億ドルの製作費で停滞を描く】

サリーたちが島を出たあとに、その島でジェイクを探してるクオリッチ大佐のわんぱく成長物語 見せられたのも絶対許さないんですが、新しい場所に到着したサリーたちがその場に馴染むってこと以外で海を知る必要性がまったく設けられてない状態で海のお勉強みたいなこと始めてビックリした。いや 今、敵に追われてるんだけど…?

敵を迎え撃つための計画とかじゃなく、ただただ敵が来るまでの待機時間。なんの目的もない3D映像を楽しむだけの時間が過ぎる。もうこの辺りで限界迎えてたんだけど、上映時間は残り1時間30分。地獄はまだ…、ここからである…!

【ケンカしてから仲良くなれよ】

さて地獄なんですが、部族の子たちと仲良くなるパートの後、ケンカが始まります。逆だろ。仲を深めたあとにイジメが始まるの、作りとして意味わからんから。ビジュアルがこんなに進化してもなおやってることは「ただのイジメ」って…。あの部族の子ども2人ってウルトラシンプルいじめっ子だから、和解した後も魅力なんてゼロ。もう、ウミガメにでも食われてろよ。

【クオリッチ、退散しろ】

そのあとのサリー家とリーダー夫婦が助け合って仲を深めていく流れは、【猿の惑星 新世紀】の流れに激似。

クソおもんない海パートに苦しめられながらもなんとかたどり着いた救急車に乗ってるのは、そう、クオリッチ大佐です。もう、マジで終わってるよこの映画…もう…。

クオリッチがクズなのは10年前から知ってるし、スパイダーがいい子なのも知ってるんだから、村を焼く展開ってなにひとつ建設的じゃない。ただの胸糞パートでしかなかった。【ワンピース ゾウ編】みたいな、意味のある虐殺描写になってないんだよな。

【ジェイク、退散しろ】

前作 主人公のジェイクは、息子が頑張ろうとするたびに物申してくる毒親に成り下がってて【ワンピース】の次は【ボルト】かよ…ってなるんですが、ジェイクの場合は部下も失ってるし島での威厳の全ても無くしてるので【ボルト】のナルトの扱いよりも実質酷い。

【ネイティリ、退散しろ】

ネイティリなんてもっと酷くて、病気を疑うぐらい泣き喚くし感情がバランスボールぐらい不安定。スパイダーは多分あれ首切られてて、ネイティリがナイフを鞘に納めた瞬間、血が首から、バッ!ってなるやつ。

てか、子どもたちが緊急事態を目撃してジェイクとネイティリがビックリって展開、2度もすんなよ…。この両親、なんの役にも立たんやんけ…。

【兄弟多すぎ問題】

兄弟の兄貴の方はずっと存在を忘れてて、コイツ一回でも活躍したか…?って思ってたら殺しにかかるのかよ。一体なんなんだよ。じゃあそもそも兄貴登場させるなよ。。家族を増やすことで無駄に話ややこしくして、複雑なストーリーって思わせにきてないか…。

感受性が突出してる娘と、クジラ関連の弟のキャラクターはなんとか1人にまとめてコンパクトにして欲しかったです。

【キャメロンは尾田さんになりたい】

そもそもクジラを捕まえ始めたあたりの、ジェームズキャメロンの個人的な趣味へのお付き合い感、イカつい。このシリーズって、毎回ジェームズキャメロンが個人的に扱いたいテーマか描ける世界に島を変えていく造りなんだな…って察する。

じゃあ島ごとに世界観が変えられる、【ワンピース】みたいなことがやりたかったのか。クジラの口の中に入るとか、クジラの群れだとか、【尾田栄一郎】味に溢れてるし。

でも今作の場合は、島の不運をルフィが助けるんじゃなくてジェイクが島に不運を持ち込むタイプの作りだから非常にストレス性が高い…。

「リーダーの奥さんか面倒臭かった」みたいな島到着時のジェイクのモノローグなんかも、いやいや奥さんがすべての面で正しかったわ。大佐持ち込んできたお前が、すべて悪いやろ。

【まとめ〜】

ラストバトルは【タイタニック】と【アンチャーテッド】を東地宏樹ボイスで同時に楽しめてよかった。

全部まとめて言うとビジュアル面以外の技術、何十年前の映画だよ…っていう感想。

構想〇〇年映画って、つまり最先端じゃないしそれを宣伝文句にしてる作品で面白かった映画、少な過ぎる。

そしてクオリッチ生存展開は、マクゴナガル先生のお言葉を借りると「救いようのないバカ」です。ハイもうこのシリーズ終わり終わり!

「サリー家一致団結」が「弱点」みたいラストのモノローグ、今後も人質展開し続けるつもりかな。?


ありがとうございました〜。