映画雑文 トカ

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略して「カス」【竜とそばかすの姫】ネタバレ感想‼️

竜とそばかすの姫、観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

細田守、通院するべき】

冗談とか抜きにして、細田守ってなんかの精神病かクスリやってるとかではないの…?これをシラフで作ってるんだとしたらいよいよこの人、映画界に存在してちゃダメだぞ。。。

細田守、自分の作品をパクる】

Uパートはサマーウォーズ。親子パートはおおかみこどもの雨と雪。学校パートは時をかける少女。そして忍くんの全てが、間宮千昭。「鈴、ベルだろ」は「おまえ、タイムリープしてね?」だし、「なにかあった?顔 見して?いいから。」は「見して。痛ぇの?」だし。忍とルカちゃんが話してるのを遠くから見るのは千昭と早川さんが話してるシーンにそっくり。【時をかける少女】とは脚本家が違うわけだから 細田守もしかして人類史上初の、自分の作品パクってんじゃねぇ…?ヒロが「ガーハッハッハッ」って笑うとこは河原で笑う真琴にそっくりだし…。

【Uの設定】

Uの設定に関しては50億人とかじゃなくて日本国内だけでいいんじゃないか。ベルがジャスティンビーバーとかその辺を超えてるって考えると明らかにおかしいし、そもそもスタートからラストに至るまで物語の規模を世界にしてる意味が一切無くて、高知から東京ですべてが終わってる。あとは全部が寄り道というか国内だけのアプリで事足りただろと思った。わざわざ世界規模にしてるから、竜の正体 東京におるんかいっていう無駄なツッコミどころにもなってるし。

【お父さんが、不憫】

水で亡くなった母親に対して カヌー部の設定があるならまず利用しない手はないのに、何ひとつ無かったのも、ぃヤバイ。お母さんが亡くなったときにお父さんはどこに行ってたのかも気になるし。それに関して言えば両親が亡くなってるんじゃなくてお父さんは鈴と一緒に住んでるわけだから、お母さんがいなくなったことで鈴が自分のこと「ひとりぼっちだ!」とか言ってるのもなんかお父さんが不憫で気になった。

【ネットの表現方法】

ネットの誹謗中傷描写もストレートに気持ちが悪かった。あんなのをリアリティだと思って描写してるんなら、無い方がマシ。その匿名の声たちに吹き替えしてるのもめちゃくちゃキモかった。匿名の文字に声なんか無いし、感情がない文字だからこその悪意のある言葉の気味悪さやろ。なんにも分かってないな……。 中身玉城ティナとは思えないくらい声がブサイクなルカちゃんなんかも、いまどきあんな人気者いないやろ。ネット社会の人気みたいなものを象徴してるのもわかるけど、リアリティ無さすぎてキツい。

【倍速視聴かよ】

Uのアプリ開始直後、ベルが急に歌い出したところでもうこの映画ダメだ…って頭抱えるし、映画開始15分で「やっと歌えた…」とか言われても なんの「ついに!」感もないやろ。映画側からストーリーを2.0倍速にするな。まずUの開始直後に歌い出すのも意味不明だし、周りのプレイヤーはなんだ、回遊魚かなんかか?ふわふわふわふわ泳いでるだけのアプリの何が楽しんじゃい。過去に鈴が作曲してたって描写はあるけど、歌いたい、歌いたいって気持ちのタメがないのでいつあの名曲を仕上げてたのかも分からない。急に歌い出す楽曲は、ミュージカルとして見るべきなんですか…?

【お願いだから、こうして…】

そのあとのベルのフォロワー数急増も 展開にタメが無さすぎて本当にダメ。 ①主人公が歌う ②世界中から注目される ③フォロワー2000万人越え! って展開が あまりにもサクセスストーリー過ぎて んなわけあるかーいってなる。 こういうのは最悪でも、 ①主人公が歌う ②Uのなかでめちゃくちゃ目立つ ③フォロワー増えることを期待する ④目立ったはずがフォロワー増えてない ⑤うまくいかない学校生活 ⑥救いが欲しい主人公 ⑦インフルエンサーが 主人公の歌う姿を何気なくいいねする ⑧いいねがじわじわ広がっていく ⑨フォロワーが少しずつ増える ⑩背中を押され新曲を制作する主人公 ①①再びUに現れ、新曲を歌う主人公 ①②以前に拡散された動画が 注目を集めていたことで、 爆発的に増えるフォロワー っていう最低限の段階は踏んで欲しい。 Uプレイヤーたちからの、ベル絶賛コメントパートもキモいキモい。全ての反応が気持ち悪い。もはやキモい展。

【ひとりぼっちなのは観客】

鈴の友達をプロデューサーにしてることで Uの初心者である観客目線のキャラが不在になってて、ベルのライブパートとか置いてけぼりになる。通常なら鈴が観客視点になってUの世界観を一緒に体験していくべきなのに、もうUのスーパースターになっちまってるから明確に置いていかれる。「ひとりぼっちだ!」って叫びたいのは鈴よりも観客なんですよ。そんで話が盛り上がってもない所に侵入者を投下。下手くそか。プレーヤーが次々に侵入者について語り出すのも説明口調って言葉を知らんのかい。ジャスティスだとかアンベイルだとかスポンサーロゴの数!だとか、激しめに押し寄せる 要らねぇ設定の数々に、なんだか空中浮遊してるような地に足がつかない宇宙みたいな感覚を覚える。この浮遊感すごいヨ。

【お父さんが、不憫2】

急にお父さんに対して冷たい表情向ける鈴にも違和感あるし、不仲になった理由も語られない。読み取れない。母親が亡くなる前に現れた新しいお父さん的な設定なら理解できるけど。

【歯車が壊れた決定的な瞬間】

竜の正体が気になって聞き込み開始するほどの大きい理由が提示されてないのもヤバいし、世界的に竜の正体を探し始めるのも、まったく世界観に広がりがなくてすごい。どんだけ狭い世界なんだ。 そもそもベルがあんなに竜に入れ込むきっかけがベル発進じゃなくて、友達のヒロちゃんが「じゃああたしたちで正体明かそうよ!」って言ったのがキッカケだからおかしくなってる。ベルはヒロちゃんに付いて行ったのに、先生の授業で行けない!って展開ひとつのせいでベルが1人で竜を追いかけてる状態になっててそこから歯車が全部壊れてる。ルフィがワンピースを探し始めたのに、ルフィが早々に離脱してゾロがワンピース探しやってたらそりゃ意味分からんくなるわ。

【人の作品まで、パクるな】

そこからの展開も【美女と野獣】をやりたいだけ。フード被って城に入る感じまでパロってて気持ち悪いとかいうレベルじゃない。【呪術廻戦】とか観てても思うけど、オマージュの一言で他人の作品持ち出すようなオリジナリティのない作品なんか存在してる価値ないぞ。

【もうキャラを、描くな】

忍くんに手を繋がれたことで炎上するの、開始25分の地点でやった描写を 50分の地点で拾うのバカすぎんか?こっちは微塵も興味のない竜の正体探しに付き合わされてるのに、同時進行で何の面白みもない忍くんとルカちゃんの色恋疑惑にハラハラする主人公を見せられる。もう忍くんのキャラもルカちゃんのキャラも、カミシンのキャラも細田守の別作品で散々観てきたキャラ性なので何の新鮮さもない。キャラがワンパターン過ぎる。 文春砲を映像化したんかってくらい竜が自警団たちにボッコボコに叩かれてんだけど、一切竜が悪いことしてる描写がないからまず自警団側の視点になれない。そんであの自警団、ジャスティス?の金髪のやつがずっと語ってるシーンとか、ここまで物語に置いていかれることがあるのか。【プロメア】からやってきたみたいなビジュアルも作風に合ってないぞ。

【羅列します!】

こんなクオリティの脚本がこんな規模で映像化されて、こんな規模でヒットしてしまった世界、奇跡としか言いようがない。。 「好きな相手は ちかみくん…」「えっ…? カミシン?!」のとことか、カミシンの登場シーンここまでに2箇所ですよ。。……………。はぁ…。小学生が考えたんかな。。 竜の正体判明のところとか、「助ける。助ける。助ける。」がラップみたいになるのも面白すぎるし、声の主が佐藤健だから、助けるが「たける」とかかってんのかなって思えてきて頭が混乱する。 竜に気づいてもらう方法、忍くん曰く、素顔で出るしかないらしいです。「素顔を隠したままで何が伝わるっていうの?」って発言、現代の歌を扱う映画としてこれ以上の勘違いは無いよな。素顔を隠すのが現代歌手の象徴みたいなとこあるぞ。 生身の鈴がUで歌ってるあいだ 教室にいる鈴がまったく描写されないんだけど、Uのなかに体ごと転送されてるんか??最後までシステムがまったく分からん。。 鈴がお母さんと同じ行動する作りなのに、鈴ではなく忍くんをお母さんのポジションに当てはめてるのも…。 竜の居場所のヒントになる夕方のメロディとか窓の外のビルとかが、全部鈴が歌う前から得られてた情報なのもキッツイなぁ。こんなバカな脚本あるんかいな。

【伝説のラストへ…】

虐待親父のとこへひとりで行かせるとかはもう、言わずもがな。もう言わなくてもいいでしょ。「ひとりで大丈夫かなぁ。」「鈴が決めたんだから。」こんのボケどもがぁ…。 こんだけ声が重要な映画で娘と父の和解、メールなんかい。対話で仲良くなれやぁぁぁ。 なぜか鈴の元に現れる知くん。あのガキたぶん、ベルのスマホGPS仕組んどる。 女子高生が睨みきかして、うわああああ…って吠えたあと腰が抜けて家に帰る虐待親父。エッっっっっぐう!!

【まとめ】

マジで怖い。これ。ほんとうに怖い。細田守、人間描けてなさすぎて怖い。今の時代、AIでももっとマトモな脚本書けるぞ。 これ、【竜とそばかすの姫】っていうかただの【カス】じゃん…。。

ありがとうございました😧