渡辺大知のキモさに震えろ【勝手にふるえてろ】ネタバレ感想‼️
【勝手にふるえてろ】観ました。
ネタバレ注意です⚠️⚠️
【概念を越えるキモさ】
二のキモさと渡辺大知のキモさがとびきりのケミストリー起こしてて、星の数ほどの鳥肌に襲われました。最悪。キモさがストーカーのそれなので犯罪の匂いまでしてきて、終盤までだいぶ厳しかった。
【展開作りがうまい】
キモい二から救ってくれる一っていう可能性の望み薄さをしっかり前振りしたあとに、一が自分にとっての唯一の理解者だったっていう奮い立つような救いの流れが、最高。がしかしその直後、一が名前を覚えてくれてなかったって事実で地獄に蹴り落とされるの、もっと最高。 その展開からスムーズに、街の人々に対する主人公の明るさがぜんぶフィクションだったっていう、おかしいはずなのにもはや違和感じゃなくなってたポイントを悲しく突き刺してくる急転直下の緩急によって、途端にこの作品が愛しくなってくる。 かと言ってもやっぱり、渡辺大知と付き合うぐらいなら自分の指一本ずつへし折って、それが治癒していく喜びの方で幸せを実感する人生の方がまだマシ。
【演出のあれこれ】
中盤までは【ピアノレッスン】的なはなしになるのかなって思ってたんだけど、その先を描くのかと思いきや 結局は元に戻る感じ、構成としてはあんまり好きじゃなかった。 想いが強すぎて受けきれなかったピンポンが、ラストシーンでは効果音として2人ともラリーをし続けてるから、ここでやっと対話が成立したって感じ。染まる赤い付箋と同調させてるのもいいな。 たまに流れる音楽もコミカルでエンタメ的に作られているので、個性的な話なんだけど 入っていきやすい。留守電を保存するかどうかで1か2かを選択させるアイデアは、後から浮かんだんだとしたらすごすぎ。あのアイデア発進で名前あててそうだけど。
【まとめ】
台詞回しはだいぶ生々しいので胃もたれしてくるんですが、だからこその実在感も存分に発揮されてて 本当に存在してる人たちの話を見てきた気分。 終盤の「すげえとこと勝負しようとしてんじゃねえよ!」「お前とか いわないでー!」のスピード感、なりふり構ってない感じで面白かったです。 ありがとうございました。