映画雑文よしなり

基本ネタバレしてるので気をつけてください⚠️ Filmarks → よしなり23 【https://mmmryoshe.hatenablog.com/】

んラストぉぉ…ッ【007 / ノータイムトゥダイ】ネタバレ感想。

007 / ノータイムトゥダイ、観ました。

ネタバレ注意⚠️⚠️

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【やっと基本的な面白さを味わえた…】

アナデアルマスの登場から、ラストのVSラミマレック戦までずっとボンドがピンチで、ずっとボンドが戦ってて、こんなに面白かった007は初めて…!スカイフォール以外の3作品に向かって「今までなに考えて作ってたの?!」って葉隠さん並みにキレたいぐらい今回は良かった。エンタメの基本的な面白さをちゃんと見せてくれてたので、はじめてストーリー追ってるだけで楽しかった。

そしてアナデアルマスの出番、12分?! ほわぁ?!まさかあのお別れが、ホントのお別れになってしまうとは。。流石のレアセドゥも、"歩くメロメロメロウ"ことアナデアルマスの魅力の前では無力になって羽交い締めにされて秒殺KOです。

【ボンドの結末】

評判のニュアンスからしてラストでボンド死ぬんだろうなとは思ってて、それを踏まえたうえで観てたけどやっぱりあのラストでガクンと全体の満足度は下がってスコア4.5から、4.0な印象になった。

ボンドの死に方が もはやスパイものの枠を飛び超えてて、正直 自分の目を疑ったんですが、死んでいくボンドの背中が爆撃されるゴジラに見えた。キングコングと髑髏島で戦ってる?て規模感。あまりにも現実味がなかったので、めっちゃ目を細めてボンドの死を見送ってしまった。。

これが本編であることは確かなんだけど、結末がボンドの死になると急に本編じゃなくなるような奇妙な気分。これが本編ってのは認めるんだけど、歴史的に偉大な正史に触れてぶっ壊すのだけはやめろよ〜みたいな。スターウォーズで、ハン・ソロとかルークが新シリーズ突入した途端に次々殺されてったのとかこういう気持ちの極地だったのかも。「終わらせにきたなー…」って感情だけが無力にふわふわと漂ってました。

でジェームズボンドというかダニエルクレイグの顔が明らかに垂れてきてて時折、チャールズ・ブロンソンに見えるのなんかイヤでした。ダニエルクレイグかっこいいなーって心の底から言いたいんだけど、どうやら僕の目の補正機能がやられてるらしく一刻も早く、ダニエルクレイグをチャールズ・ブロンソン化から救わなければいけないと思いました。眼科行こ。

スカイフォールくらい好き】

「ダブルオー……、なに?」の小ボケとか、どうしてもコロナが浮かんでしまうナノボットの設定とか、非常に良いところを次々に突いてくるのでラスト以外はかなり楽しい2時間半だった。

能面の下にラミ・マレックの顔面ってだけでも食当たり起こしそうなのに、その顔面にさらに個性付与してて「正気か?」って思ったのは自分もです。主張が強すぎるて。能面だけでええて。そもそもラミ・マレックの子どもは絶対逃す精神なに…?そんで大きくなったらまた会いにやってくる輪廻のシステム、こわ。成長を楽しむタイプの変化球ロリコンやめろ。

ラスト、もう2.3場面あったら良かった。組織と、家族の描写やったらすぐ終わるので余韻もう少し欲しかったです。

 

ありがとうございました。

計算された、Lv100のバカ騒ぎ【くれなずめ】ネタバレ感想。

くれなずめ、観ました。

ネタバレ注意⚠️⚠️

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【緩急が、おでんの出汁】

ああいう男子のノリは嫌いなんだけど、その若干のストレスの先にどうしようもなく笑いがこぼれてしまう爆発地点みたいなものが潜んでて何度もそれに引っかかってしまった。


直前にバカ騒ぎがあることで、静かに対話する場面の味が見事に引き立っててまさにおでん。おでんの出汁。バカ騒ぎにいったん観客を浸すことで直後のシリアスが脳に直接作用するほどのパンチを纏う。構成からして変にカッコつけず分かりやすさを大切にしてくれてるのでホントに観やすい。尺が90分なのも、観客のこと考えてるぅ〜…。トイレでの手洗いとか、落としたクッキーとかちゃんとキッカケ作ってから回想で拾ってくのも上手いなー。。

 

【コメディの炸裂具合】

藤原季節パートの前田敦子投入からのコメディが良くて、あっちゃんずっと怒った演技してるだけっちゃだけなんだけどなんか面白いし、やっぱりキンタロー。の面影が近づいてくるしで登場時間少ないのに、妙に記憶に残った。「成仏させよう」からの棺みたいな運び方で、「ほわんわんわんわーーん」のあとの成田凌の引きの絵も最高だった。なんか既視感あるなと思ってたらザックスが死んで 綾香が歌い出すやつでした。

 

【菜の花は、あえてのヤツ!】

問題の菜の花畑のシーン、積み上げてきたもん全部ぶっ壊してでもコメディに向かって走り出すの最高だった。もはや邦画のCGはコメディに使えるひとつの要素だ!として放り込んでくるのが面白いし、たとえあの流れを意味不明として受け取った観客でも「なにこれ…?」って訳わかんない状況に笑えるだろうし、結果的に目論見は成功してるのが強い。「笑えよ!」ってテーマの終盤でLv.100のバカ騒ぎしてるんだからこの作品としては絶対に合ってるので、これを叩かれるのは監督けっこうキツそう。あのCGのしょぼさを真剣に受け取っちゃうかどうかがだいぶ評価の分かれ目になってるなー。少なくとも主演の6人はこのラストが良いと思って出てると思うのでその事実、たまらなかった。好きな映画に出てくる常連は信用できるなー。

 

【出てこんといてくれ】

成田凌若葉竜也、藤原季節の3人の演技はいまの邦画界にゃ欠かせないし、出来るだけ残って欲しいなと思わされた。周りがだいぶ今イケイケな分、高良くんの演技だけひと昔まえの邦画っぽい落ち着きがあって、演技って時代で変わるんだなとだいぶ強めに実感した。なんか高良くん、時代が違った。


とはいえ城田優だけは、たぶん本人役でした。これは直球の偏見なんだけど、どうせ城田優はあんなヤツやろ。おれのありとあらゆる好きな作品に、ひょっこり 顔だけ出してくるのやめろヨ!


赤フン漬けビール、消灯会話の聞き耳、おでん屋の会話、公園の告白、スーパーでの訃報、好きなシーン多かった。


ありがとうございました。

混ぜ忘れたコーヒー【屍人荘の殺人】ネタバレ感想。

屍人荘の殺人、観ましたー。

ネタバレ注意注意注意ー⚠️⚠️

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【まず、混ぜよう】

ゾンビ映画パートと、密室殺人パートと、浜辺美波のアニメキャラパートが、コーヒーにミルクと砂糖入れたのにスプーンでかき混ぜるの忘れてたせいでただ単に3層構造を作りだしただけみたいな非常に趣のない味付けになってて「いや混ぜろや」の一言に尽きる。


マンガ版の前半は読んだことあるんだけど原作を読んだことないのでどこまでその原液が存在感保ててるのかまったく分からないんですが、小説あんなにシリアスな表紙してるのにこんなにアニメ風味でいいのか。。


まず何がすごいって、こんだけ密室殺人起こってんのにみんな事あるごとに個人の部屋にちゃんと帰っていくこと。いや、1箇所に集まれ。死ぬぞ。逆にみんなして すかさず、ひと眠りコケるのがスゴい。疑心暗鬼も緊張感もまるでない。

 

【#ゾンビ、透明マントを着る】

ゾンビ、透明マントでも使ってるんかってくらい主要キャラたちがゾンビの存在忘れて落ち着いた顔つきで静かに会話し出したりするのも、怖い。結果的に密室殺人がストーリーのメインなので、いい雰囲気になってる2人を繋ぐためにシチュエーション作りに励んでくれるめっちゃ気が利く友だちみたいな立ち位置にゾンビが配置されてるの、割と動揺します。ふせえりとか、ゾンビ殺しあとケロッとした顔できれいな棒立ちしてるの笑う。トラウマにならんのか。

 

【コメディパート、重症】

ゾンビの存在も忘れるし密室殺人も忘れるようなコメディパートが過剰に投入されるんですが、いちいちギャグでボケるタイミングが2テンポくらい遅いので、うわあー…ってなる。真面目に前振りしすぎて、全部滑ってる。


そのコメディパートの被害者改めもはや起死回生の一手を担わされた、初期のチョッパーくらい急激にマスコット化していく浜辺美波のアニメキャラ感。数多くの事件を解決してきたとは思えない神木くんのアシストが光り輝く妙なバランスも全部 浜辺美波のとち狂ったアニメキャラ的なおもしろ反応を描くための犠牲になってて、どうしてこうなったの極地。これなら、明智という頼りを失ったポンコツ2人が色々調べてくバカな過程の方が個人的には見てみたい。


ただ終わってみると終盤にあんな重たい事実が待ち構えてるのに、よくも全編に渡ってあんなコメディ風味に味付けしてたなと思う。まず もう観ることはないと思うんだけど、犯人の動機知った後にはこのノリ2度と観てられないよ。

 

【ニノマエジュウイチ】

神木くんがたびたび指パッチンしようと試みるんだけど、そのたびにニノマエジュウイチの顔してくれるからSPECファンの自分としてはゲキ熱演技でした。ニノマエェ……✨


そしてアイアムアヒーローに続いて塚地さんのゾンビ需要が高すぎでした。数少ない映画での対面のたびに毎回ゾンビになってるから「どうもお久しぶりです」っていうご挨拶すらまともに出来てねーよ。


いろいろと無駄なキャラが多いせいで、柄本時生に限ってはストーリーからしっかり姿を消しててビックリした。お粗末!

 

【終わり】

最後らへんに関しても、浜辺美波の投げた槍の飛距離がもはや只事ではない。室伏が投げる球の飛距離。軍の車両の真横にゾンビの明智が立ってるのも、頭おかしくなりそうでした。車の影からスッ…っていう演出やるためにすべての常識を犠牲にする製作陣、マズい。


明智同様、観客も脳を壊されて終わる映画でした。


ありがとうございました。

マトリョーシカみたいな密度。【さがす】ネタバレ感想。

さがす、観ました。

注意注意⚠️⚠️

 

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【片山監督、ポケモンだった】

この密度で2時間なの信じられない。しかもスタートの30分はほぼ予告編通りの展開なので、実質1時間半の新事実だけでこの密度。この序盤の方で犯人に会うのは面白かったけど、そこでいったん話が止まってもういっかい犯人との出会いを描く作りは遠回りしてる感じがして勿体無かった…!全体的に面白かったかどうかはいったん置いておいて、アート系に振り切ってないエンタメ作品としての技術力だけならポン・ジュノ濱口竜介も自分の頭に足乗っけられてるくらい高い位置で片山監督に超えられてると思う。前作の【岬の兄弟】も良かったとはいえ、序盤のポケモンくらいレベル上がるのが早いぞ、片山監督…。

 

【片山監督、オバケだった】

作品に関しては、観客を驚かせようとする姿勢が凄過ぎて、もはや 目ぇ血走らせながら追いかけてくるお化け屋敷の幽霊みたいでした。ちょっと怖い。でもその割に、気合い入れすぎて観客を追い越していく【ドライブマイカー】みたいなことにならず、ちゃんと映画のストーリーとして理解できる範囲で演出をまとめてたのは「しっかりしてらっしゃるわー」とご近所マダムの気持ちになった。濱口竜介監督よりは、観客のことをきちんと考えたうえで作品を作られてて好感が持てました。これから評価されて行くにつれてああいう作風にならなかったらいいな…。

韓国映画の影響を受けました」ってのが、漫画界で言うところの「担当が林士平」みたいなことになりそう。そこを通ってるなら面白そうだな、みたいな。それに席巻されるのは、個人的にはイヤだけど。

 

【犯人像ぅぇ…】

佐藤二郎からの目線で自殺志願者に寄り添った話を描きながら、それに手を貸す犯人は自分の欲を満たすために彼らを利用しているだけの単なる人殺しとして描かれるので、結局そのテーマに対しての答えが出てない様でムズムズしました。自殺志願者の願いには頷くけど、それに手を貸す奴は否定するって立場は結構ズルい作りだなと思った。作りとしては上手い綱渡りをしてるんだけど、犯人像のせいでモヤモヤする〜…。


フェリーで向こう側に行ってしまうとか、卓球でコミニュケーションとか、犯人が壁を超えて逃げていく境界線とか、多くの演出がどれをとっても個人的には嫌味がまったく無くて、

それを知ることでより作品を楽しめるっていう演出だったのが好きでした。【ドライブマイカー】の場合は演出を理解してない観客は置いていくっていう作りなのがホントにもうなんたらかんたらなんたらかんたら……。

 

【作りは超スゴいんだけど…】

ただ、主人公が犯人と裏で繋がってたのに貰える報酬が少ないから生活はあんまり変わってなかったってところで伏線を消しにきてたのは微妙でした。娘視点での母親の自殺描写が娘の想像だったのとかも惜しい。それをやられたら予想しようがないので連載漫画の後付けみたいで嫌でした。父親の最近の金遣いに違和感があるとかで、多少は変なニオイを残してくれないとそこまで嗅ぎつけれないから驚きを強制されてる感じがしてしまう。


クライマックスが終わったあともマトリョーシカでも肉がはみ出すくらい展開がパンっパンに詰め込まれてるので、終盤らしい空気感なのになかなかストーリーが終わらなくてずっと結末をさがしてました。絶対に必要なラストではあるんだけど、あまりにも話が終わらないからエンドロールが本編に突入してきて終わるタイプのアニメみたいな幕の引き方になるんじゃないかとヒヤヒヤしてた。そんなことはなかった。


ラストカットで卓球台に書かれてたSTARKERが一瞬STAIKERかと思って面白かった。ストーカーってさがすにピッタリじゃん…とか思ってた。そんなことはなかった。


犯人が妻を殺すあたりの描き方が闇のドキュメンタリーみたいで、映画ってことを忘れる勢いでした。


佐藤二郎さんは、こぼれる笑い声とか鳴き声が上手かったなー。


展開が忙し過ぎて、AV農家のジジィの存在感が薄くなってるのとんでもない事態。あれ自殺志願者よりも、社会の闇だろ。


ありがとうございました。

【ゴーストバスターズ】2016版、ネタバレ感想!

ゴーストバスターズ2016版、観ました。

ネタバレ注意⚠️⚠️

【シリーズ1の派手さだけど…】

最新作の【アフターライフ】まで含めても、武器とかエフェクトの多さ、派手さは群を抜いてシリーズ1だったんだけど、作中通してずっと派手なので ストーリーもずっと同じシーンの繰り返しに見えてきて飽きる。ゴーストバスターズシリーズが【アフターライフ】も含めてストーリーの新鮮味失ってるのって、一作目を神格化し過ぎてストーリーラインまで一緒にしてるのが原因で、なぜにあんな面白くもない話を量産し続けてるのか本格的に理解できない。このシリーズの魅力ってプロトンパック以外に何があるんだ。。

【キャラが弱すぎるぅぅ…】

【アフターライフ】なんかは他の面白みを付け足そうとして"子ども主人公"っていうシリーズ史上最高のアイデアを投入してたけど、今作は女性チームに変更しただけでキャラクター自体の面白さは皆無だった。ホルツマンがああ見えて子どもがいる母親だったらカッコいいし、アビーがああ見えて俊敏な戦闘狂いでも面白い。1人くらいゴーストが見えてない人がいても面白いし、逆に幽霊が怖過ぎて悲鳴上げてるだけの人がいても面白いのにそういう個性が全くなかったのは残念。"ホルツマンが良いキャラしてる"っていう評判が気になって観てみたけど特に面白いキャラではなかったなー。ああ見えて妹キャラだとか、アビーとホルツマンが見た目がまるで似てない姉妹だとか、もう少しひねりがあって欲しかった。

受付なのに電話取れないし、いちばんガタイ良いのに戦闘要因じゃない、バカが人格持っただけのクリス・ヘムズワースのキャラだけがちゃんとキャラクターやってて面白かったです。敵キャラであるローワンのビジュアルがあまりにも弱過ぎて、こいつにボスキャラ背負わせるには重荷が過ぎるだろと思ってたら、その座をクリヘムが横取りしていったので逆にローワンが不憫でならなかった。クリヘムがバカのふりしてるボスだったとかならおおーってなるんだけど、ローワンという存在は本当に必要だったのか…笑

前半に出てきた、中指立てておちょくってくる学長?みたいな個性的なサブキャラが出てきたときは期待できそうだったんだけど、サブキャラ遊びはそこだけでした。

【画期的な演出】

ひとつ画期的だったのが、映画画面の上下の黒帯を映像の飛び出し演出の1つとして使ってたこと。あれだけで一気に3D映画的になってて面白かった。今作の派手な使い方だとスパイキッズ的な子ども映画感が強まるけど、有効活用すれば面白演出が沢山出来そうなのにほとんど使われてないのは勿体無いなー。

【旧キャストたち】

ビル・マーレイに関してはそもそも嫌いなので出てきても嬉しくないんだけど、ファンですらこんな登場で喜んだんでしょうか…?1作目のルート通りに進みながら、1作目のキャラを敵として出すっていう歪な作りしてた。そいで【アフターライフ】の前にもう、旧キャストさん ほとんど出てしもてんのかい。受付の人以外みんな出てる。。旧キャストたち、作品選び 大失敗してた。。

デスメタルハンドのライブ会場で、ゴースト捕獲して喝采浴びるみたいなのやっぱりご都合が過ぎるから気分が萎えたなー。

シリーズ1面白かった、【アフターライフ】の続編に期待して寝ます。

ありがとうございました。

前2作が前フリに見える、完璧なビジュアルに平伏した【 ゴーストバスターズ アフターライフ 】ネタバレ感想‼️

ゴーストバスターズ アフターライフ 】観ました。

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ネタバレ注意⚠️⚠️⚠️

【子どもとプロトンパック 】

一応は前作という扱いになる旧2部作のゴーストバスターズは、ストーリーもキャラクターも全然自分の好みじゃなくて、本作アフターライフを観るためだけにシリーズに触れたような感じでした。しかも思い入れなんてカケラも無いのでその旧2部作の続編という括りになってる本作を果たしてこんな初心者が楽しめるのか…?って不安はあったんですが、予告編で虜になってた自分をしっかり満足させてくれるだけのかなり素晴らしい映像を観せてもらったのでシンプルに楽しめました。

なんと言っても非常に好感度が薄かったオッサンたちと、ガジェット感満載でカッコいいプロトンパックという前作までの組み合わせが、チャーミングな子どもたちと彼らの体が小さいことでデカイオモチャ感を同時に得たプロトンパックっていう、これ以上にない最高の冒険アクション的なビジュアルデザインになっていて、この組み合わせでキャラが動いてるだけで常に楽しい、常に面白い…!という状態に。全てがこの映画のための壮大なフリだったんじゃないかというそれくらいの完璧さを感じました。子どもが背負ってこそのプロトンパックという完璧な正解をよくぞ見つけてくださいました。。✨ありがとうございます。。✨

【いい意味でシンプル】

ストーリーはシンプルにシンプルを重ねてシンプルで味付けしたくらいシンプルなので、本当にビジュアルだけを観ることに集中して楽しめる、映画らしい映画。ゴーストバスターズという映画のアイデア部分の設定だけをくり抜いて現代に蘇らせたらこうなるよっていう、設定が好きでキャラが嫌いだった自分としてはまさに観たかったまんまの作品でした。

基本は1作目の後半のストーリーをほぼ なぞりながら進んでいくので、今作を観るためにシリーズを1日前に予習したぞ!みたいな僕と同じタイプの観客にはちょっと酷な展開になるかと思います。だって昨日観た1作目とまんまの展開が20分くらい続きますからねっ!もう完全に作りとしては、予習なんてしなくても大体の話は頭に焼き付いてるよっていう長年のファンの方を向いてるのは明白でいわばあの頃の映像を今の技術で作り直したらどうなるのか?っていうリメイクとしてのファンサービスを感じました。キャラは一新されてるけど、徹底してファンのための作りをしてた。基本のストーリーがシンプルなことでこれから新シリーズとして作っていけそうな開拓の余地も感じるし、往年のファンのためにも難しい作りを取り除いてるのは好印象でした。

【我々はマーベルに鍛えられている 】

最初のゴーストを 2回も取り逃すというポッドキャストくんの手際の悪さから生じた絶妙に間伸びした展開とか、受付嬢ジャニーン役のアニーポッツさんの斉藤由貴を彷彿とさせるあまりの老けてなさにビックリとか、ハリーポッターと炎のゴブレットのラストを真正面から拝借してた、メガネの子どもに、亡くなったメガネの男が力を貸すという 魔法対決にしか見えない描写とか、色々と面白い展開を積み重ねてたどり着くラスト、彼ら3人の登場シーンがめちゃくちゃ演出としてハズしててちょっとしらけました。、あの3人が出てくるのは分かりきっていたけど、その上で登場の期待感を高めて欲しかった。出るぞ、出るぞ、出たーっ。っていういちばん鉄板の面白さをここで使えなかったのが惜しい。

マーベル映画でバッキバキにその辺を鍛えられてる我々からしてみるとビルマーレイの声が聞こえる前に、まず事前に登場してたダンエイクロイドさんの声が聞こえて、次にアーニーハドソンの声、最後 ビルマーレイの声と共に歩いてくる3人の足だけを映すカット、3人を見て驚いているみんなの表情を映して、溜めて溜めてからのゴーストバスターズ3人集結した姿でドン、ってくらいしっかり期待感高めても絶対ガッカリすることはないんだから、あの見せ方は本当に勿体ないなと思いました。ビルマーレイの声聞こえた次の瞬間、3人を普通に写しちゃうのはダメだ。。

ラストバトルはすごい迫力だったけど規模が大きいので、あんまり何が起こってたかは覚えてないです。スゴかったのはスゴかったんだけど😅

【余韻が欲しい終わり方】

forハロルド、で終わって次回作ありげな後日談映像がエンドロール後にあったりしましたが、戦いが終わった後の主人公たちが一才映らないままなので彼らの物語としての余韻が弱く、エンドロール後までしっかり映像があるはずなのに終わり方としてはもっと観たかったという印象がどうしても残ってしまいました。シリーズ自体が毎回そういう終わり方なのでそこもそのまま採用だったのかもしれませんが少し終わり方が弱かった。

そして毎回毎回捕まっちゃうな、この映画の主人公たちは。

【おわり】

亡くなってるハロルド・レイミスさんが幽霊なのにしっかり生きてる役者の顔してて、登場しただけで心動かされるものがありました。映画の世界の中では、亡くなった人でも生き返らせれるっていうCGの底力に感動した。幽霊が物を動かして驚かせるとかじゃなく単純に見えないサポート役として、存在をツッコまれるとかでもなくただ淡々と幽霊というキャラとして行動してた地下のシーンが妙に面白かったです。あの空気感、すきだった。

ありがとうございました😊

ニワカのわい、セミくらい泣く。【劇場版 ヴァイオレット・エヴァガーデン】ネタバレ感想‼️

【 劇場版 ヴァイオレット・エヴァガーデン 】を観ました。

ネタバレ注意⚠️⚠️⚠️

【掴み以外は、最高】

掴みにおいての異常なまでの家系図のややこしさは、ラストに特大の感動が待ち受けてる 大作の掴みとしては正直どうかと思いました。この掴みの下手こいた感さえなければ満点にしても良い作品だった。

手紙代行の時代が終わり、電話の時代になっていくというドールの物語の終わりとして、手紙の不可能を電話で可能にするというエピソードを入れてくるのはさすがに作りが上手くて面白かったです。そのうえでしっかり手紙でエピソードを終わらせてるのも好き。大好きな人と距離を取られて、それが最後に再会してっていうヴァイオレットと少佐の関係の対比も同時に組み込んでる話だから、本当に映像だけでなくストーリーの完成度もお見事でした。

だから他がいいだけに、掴みから あんなややこしい家系図で、結局 孫…??をキーキャラクターとしてヴァイオレットのストーリーの間にわざわざ挟み込んでくるのは正直、無くてよかったと思います。手紙の終わり、電話の始まり、それでも続いてる手紙の島、ヴァイオレットと少佐の幸せ、っていうこれだけでよかった。その数十年後の世界観での話は自分は別に求めてなかったので不要でした。アニメ版で描かれた妹と兄の話をうまいこと少佐たちの兄弟関係に重ねてくる手法とかは無駄がないうえに補強にもなってたんですが、あの孫は要らなかったかな。。現代での手紙の良さみたいなのを伝えようとしたのも分かるんだけど、それはもうヴァイオレット・エヴァガーデンという作品自体が我々に向けてずっと伝えてきてることだと思うので。。

君の名は。ふたたび】

後半のあのシーンについては前振りの積み重ねと、その頂点となるシーンでの音楽を流すタイミングに一切の間違いがなく科学的に証明できるレベルの正解を見せつけてくれました。もう京都アニメーションが制作してたら【デビルマン】でも泣ける自信あるぞ。。

外伝で描かれた、近くまで来てるのに 重要な2人が再会しないっていうラストを、潔いくらいに今作へのフリにしてるので、もうやり方が新海誠監督と同じ。卑怯。観客は製作陣に頭下げて、お願いします!頼むから見せて下さい!2人が出会うところ!見せて下さいッッ…!って願うことしか許されません。今回はまじで【君の名は。】でした。

少佐との再会の流れがついに来たのに、なんでヴァイレット船に乗ってんだよ。さすがに少佐と船の距離、理想と現実くらい遠いぞ。叫んで声が届く距離じゃないし…こちとら再会して抱き合うラストが観たかったのに なんちゅう距離感にしてくれてんだよ 大バカ野郎!って思ってたら、なんの迷いもなくヴァイオレットが海に向かってジャンプ決めたので その瞬間に涙のスイッチがぶっ壊れました。あ、観たかったものが観れる。。っていう未来を予知してしまって涙腺が言うこと聞かずに泣き始めた。瀧くんが三葉に話しかけたときみたいな高揚感。金ローの総集編と映画しか見ていない自他共に認めるニワカヤローのくせに普通にちゃんと泣きました。2人が同じ画面に入ってるだけで泣く。映像に映ってなくても、ヴァイオレットの過去としてあれだけ無の境地だったヴァイオレットが大泣きしてるという事実だけでだいぶ体が震えてくるんですよね。。ヴァイオレットの声がもう演技としては受け取れないくらいリアルな泣き方なので、声優さんの表現力の高さにだいぶ引っ張られてしまう。泣く泣く。

【あわりに】

全体の構成は、あの男の子の依頼と少佐との再会までの長い振り、男の子の依頼とヴァイオレットと少佐の関係性が重なって、最後で2人とも再会するっていうシンプルな作りをしてるのに、シンプルに正面から泣かされるという演出の凄まじさに感動しました。人が劇的に死ぬような作品が持て囃されてる昨今において、言葉での再会に重きを置いているこの優しいアニメシリーズがちゃんと大人気になってることがちょっと嬉しかったりもします。

京都アニメーションさま、またまた素晴らしい作品をありがとうございました。