映画雑文 トカ

数分で読める映画感想ブログです。基本ネタバレしてるので気をつけてください⚠️ Filmarks ▶︎とか25 【https://mmmryoshe.hatenablog.com/】

渡辺大知のキモさに震えろ【勝手にふるえてろ】ネタバレ感想‼️

勝手にふるえてろ】観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

【概念を越えるキモさ】

二のキモさと渡辺大知のキモさがとびきりのケミストリー起こしてて、星の数ほどの鳥肌に襲われました。最悪。キモさがストーカーのそれなので犯罪の匂いまでしてきて、終盤までだいぶ厳しかった。

【展開作りがうまい】

キモい二から救ってくれる一っていう可能性の望み薄さをしっかり前振りしたあとに、一が自分にとっての唯一の理解者だったっていう奮い立つような救いの流れが、最高。がしかしその直後、一が名前を覚えてくれてなかったって事実で地獄に蹴り落とされるの、もっと最高。 その展開からスムーズに、街の人々に対する主人公の明るさがぜんぶフィクションだったっていう、おかしいはずなのにもはや違和感じゃなくなってたポイントを悲しく突き刺してくる急転直下の緩急によって、途端にこの作品が愛しくなってくる。 かと言ってもやっぱり、渡辺大知と付き合うぐらいなら自分の指一本ずつへし折って、それが治癒していく喜びの方で幸せを実感する人生の方がまだマシ。

【演出のあれこれ】

中盤までは【ピアノレッスン】的なはなしになるのかなって思ってたんだけど、その先を描くのかと思いきや 結局は元に戻る感じ、構成としてはあんまり好きじゃなかった。 想いが強すぎて受けきれなかったピンポンが、ラストシーンでは効果音として2人ともラリーをし続けてるから、ここでやっと対話が成立したって感じ。染まる赤い付箋と同調させてるのもいいな。 たまに流れる音楽もコミカルでエンタメ的に作られているので、個性的な話なんだけど 入っていきやすい。留守電を保存するかどうかで1か2かを選択させるアイデアは、後から浮かんだんだとしたらすごすぎ。あのアイデア発進で名前あててそうだけど。

【まとめ】

台詞回しはだいぶ生々しいので胃もたれしてくるんですが、だからこその実在感も存分に発揮されてて 本当に存在してる人たちの話を見てきた気分。 終盤の「すげえとこと勝負しようとしてんじゃねえよ!」「お前とか いわないでー!」のスピード感、なりふり構ってない感じで面白かったです。 ありがとうございました。

シリーズ終わってよし!【アバター:ウェイオブウォーター】ネタバレ感想‼️

アバター:ウェイオブウォーター】観ました。

ネタバレ感想です。注意注意⚠️⚠️

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3Dではなく、

2Dで観た人間からの辛辣! 長文! 感想です。

【醤油なしのマグロを3時間食べる】

試写で観た方たちが口を揃えて「3Dで見なきゃいけない」って映像面のことばっかり評価してて、3Dが充実してない地方民の哀れさ舐めんなよ!って沸々とキレてたんだけど、映画を鑑賞してハッキリと理解しました。こんなもんを2Dで観るのは調味料がかかってない食べ物食ってんのと同じです。脚本の面白みは、どこまで行ってもゼロです。

ジェームズキャメロンを評価するときは、想像力と脚本技術をひとつにまとめちゃいけない。

【おなじ敵を使い回すな】

自分は今作、100点満点10点だと思ってますが、それは開始40分のみの点数です。

子どもたちがクオリッチに捕まったから戦わなきゃいけないってところまでの作りはちゃんと基本ができてるから面白かったんですが、40分過ぎたあたりから今作の敵もクオリッチだったという正直 信じがたかった事実が効いてくる。「え、またコイツなのか…?」と。

【怪獣8号】って漫画があるんですが、その作品は「敵がずっと変わらない」ことで木造住宅だったら全焼してるぐらい炎上してたし、【アリータ/バトルエンジェル】って映画も同じ敵が3度立ち上がってきた結果、右肩下がりに話が面白くなくなって続編計画のほうが倒れこみました。ちなみにその映画の製作はジェームズキャメロンがやってます。くそが。

【4億ドルの製作費で停滞を描く】

サリーたちが島を出たあとに、その島でジェイクを探してるクオリッチ大佐のわんぱく成長物語 見せられたのも絶対許さないんですが、新しい場所に到着したサリーたちがその場に馴染むってこと以外で海を知る必要性がまったく設けられてない状態で海のお勉強みたいなこと始めてビックリした。いや 今、敵に追われてるんだけど…?

敵を迎え撃つための計画とかじゃなく、ただただ敵が来るまでの待機時間。なんの目的もない3D映像を楽しむだけの時間が過ぎる。もうこの辺りで限界迎えてたんだけど、上映時間は残り1時間30分。地獄はまだ…、ここからである…!

【ケンカしてから仲良くなれよ】

さて地獄なんですが、部族の子たちと仲良くなるパートの後、ケンカが始まります。逆だろ。仲を深めたあとにイジメが始まるの、作りとして意味わからんから。ビジュアルがこんなに進化してもなおやってることは「ただのイジメ」って…。あの部族の子ども2人ってウルトラシンプルいじめっ子だから、和解した後も魅力なんてゼロ。もう、ウミガメにでも食われてろよ。

【クオリッチ、退散しろ】

そのあとのサリー家とリーダー夫婦が助け合って仲を深めていく流れは、【猿の惑星 新世紀】の流れに激似。

クソおもんない海パートに苦しめられながらもなんとかたどり着いた救急車に乗ってるのは、そう、クオリッチ大佐です。もう、マジで終わってるよこの映画…もう…。

クオリッチがクズなのは10年前から知ってるし、スパイダーがいい子なのも知ってるんだから、村を焼く展開ってなにひとつ建設的じゃない。ただの胸糞パートでしかなかった。【ワンピース ゾウ編】みたいな、意味のある虐殺描写になってないんだよな。

【ジェイク、退散しろ】

前作 主人公のジェイクは、息子が頑張ろうとするたびに物申してくる毒親に成り下がってて【ワンピース】の次は【ボルト】かよ…ってなるんですが、ジェイクの場合は部下も失ってるし島での威厳の全ても無くしてるので【ボルト】のナルトの扱いよりも実質酷い。

【ネイティリ、退散しろ】

ネイティリなんてもっと酷くて、病気を疑うぐらい泣き喚くし感情がバランスボールぐらい不安定。スパイダーは多分あれ首切られてて、ネイティリがナイフを鞘に納めた瞬間、血が首から、バッ!ってなるやつ。

てか、子どもたちが緊急事態を目撃してジェイクとネイティリがビックリって展開、2度もすんなよ…。この両親、なんの役にも立たんやんけ…。

【兄弟多すぎ問題】

兄弟の兄貴の方はずっと存在を忘れてて、コイツ一回でも活躍したか…?って思ってたら殺しにかかるのかよ。一体なんなんだよ。じゃあそもそも兄貴登場させるなよ。。家族を増やすことで無駄に話ややこしくして、複雑なストーリーって思わせにきてないか…。

感受性が突出してる娘と、クジラ関連の弟のキャラクターはなんとか1人にまとめてコンパクトにして欲しかったです。

【キャメロンは尾田さんになりたい】

そもそもクジラを捕まえ始めたあたりの、ジェームズキャメロンの個人的な趣味へのお付き合い感、イカつい。このシリーズって、毎回ジェームズキャメロンが個人的に扱いたいテーマか描ける世界に島を変えていく造りなんだな…って察する。

じゃあ島ごとに世界観が変えられる、【ワンピース】みたいなことがやりたかったのか。クジラの口の中に入るとか、クジラの群れだとか、【尾田栄一郎】味に溢れてるし。

でも今作の場合は、島の不運をルフィが助けるんじゃなくてジェイクが島に不運を持ち込むタイプの作りだから非常にストレス性が高い…。

「リーダーの奥さんか面倒臭かった」みたいな島到着時のジェイクのモノローグなんかも、いやいや奥さんがすべての面で正しかったわ。大佐持ち込んできたお前が、すべて悪いやろ。

【まとめ〜】

ラストバトルは【タイタニック】と【アンチャーテッド】を東地宏樹ボイスで同時に楽しめてよかった。

全部まとめて言うとビジュアル面以外の技術、何十年前の映画だよ…っていう感想。

構想〇〇年映画って、つまり最先端じゃないしそれを宣伝文句にしてる作品で面白かった映画、少な過ぎる。

そしてクオリッチ生存展開は、マクゴナガル先生のお言葉を借りると「救いようのないバカ」です。ハイもうこのシリーズ終わり終わり!

「サリー家一致団結」が「弱点」みたいラストのモノローグ、今後も人質展開し続けるつもりかな。?


ありがとうございました〜。

君の名は。伝説、終了のお知らせ。【すずめの戸締まり】ネタバレ感想‼️

【すずめの戸締まり】観ました。

ネタバレ感想なので、注意してください。⚠️⚠️

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君の名は。は、帰ってこない】

徹底的に震災の描写にこだわり続けてきた新海監督だからこそ許可が降りたであろう展開にも驚かされたけど、興収100億規模になることが決定してる作品でよくこんな脚本の出来で突撃してこれるな…とも思った。細田守は話が通じないけど、新海監督は自分の願望に正直すぎる。

小一時間考えれば全体のプロットが判明してしまう あの予告編の作り方からしてまず大失敗なんだけど、そう作らざるを得ない展開の少なさ自体も問題。

【相性最悪、ヒッチハイク旅】

東京編で早めに折り返し決めて驚かせたかったのは分かるけど、そのせいですずめと草太の積み重ねがまるで築けてないし、そのうえ前半に選んだのがヒッチハイク旅っていう 主役よりもサブキャラが目立つことで面白くなるジャンルだったのも痛恨のミス。
ヒッチハイク旅は主人公の成長モノとしては機能するけど 別に親離れがメインテーマだったようにも感じなかったので、ただただ九州から東北に向けたヒッチハイク旅をさせたかったんだろうな…。
ヒッチハイクの相棒は必然的に、草太じゃなくて、地元の人になるから…。

【脳裏に響く山本】

そんなこんなで草太との関係も大して盛り上がらず、迎えてしまう東京編クライマックス。草太とのケンカ展開とか、それを超えた仲直り展開も描けてない 第一段階の知り合い関係のままなので、そもそも盛り上がるわけがないし 草太が居なくなってギャン泣きするすずめには、もちろんついて行けません。

そして始まる、問題の後半戦。老略男女、全ての人類の脳内に響き渡る、ロバート山本の「ナンダー?」「ドシター?」「ナンダー?」の大歓声。「これ、要石、まだどっか抜けてんだろ…」と心配になるレベルの あまりにも気の抜けた展開に、不穏な空気を感じとるおれ。

【タイムリミットの設置ミス】

それもそのはず、【君の名は。】の隕石落下までのタイムリミットみたいな「草太消滅」までのタイムリミットを今作は全く設けていません。

廃墟が無くなった分を代わりに懐メロで穴埋めしたり、無駄にクルマが故障してぶっ壊れたりと、草太消滅のタイムリミットを仕掛け忘れたせいで、初対面の相手との"変な間"を必死で埋めようとする人見知りみたいな とてつもなく痛々しい空気がじわじわと漏れ出してて、完成された地獄でした。
これを戸締まりしてやるのがプロデューサー等の仕事じゃないのかよ、間を埋めようと露骨にテンパってる新海さんに1人ぐらいは気付けよ。

クルマぶっ壊れた後、ヒッチハイク再開しようとするすずめの「停まってくれない!?」のナゾの迫真さ、好き。

【そこ、瀧くんの席!】

明石海峡大橋のシーンで【君の名は。】の音楽とか流さなくていいから、神木くんのキャラクターは【君の名は。】の後、【天気の子】以前の、就職活動中の瀧くんにしてくれよォ…。
【天気の子】で東京が沈む前にすれば、ギリなんとかなったんじゃないのか。その辺突き抜けた3部作にして欲しかったな。

【思ったこと、箇条書き!】

RADWIMPS解雇するために露骨に主題歌を隅に追いやってたのは好き。とても気が合う。今のRADWIMPSは、プライベート的に深海さんの隣に居ていい人たちではない。

久しぶりのご飯が美味しくて泣くシーンは、【星を追う子ども】のオマージュだった。あっちとは食事までの険しさが段違いなので、泣くことに共感は出来なかったけど。

草太に椅子越しにすずめのケツを感じさせるの、【トラブる】シチュエーションが過ぎる。どうしてこんなシンプルドキドキ展開が、新海フィルターを通すとキモくなるんだよ。

イスとネコのマスコット対決、結構好きでした。

世界にリアリティ持たせるのは大切だけど、アラートだけは別だと思う。実生活で人が死んでしまう時の音なので。事故描写とかもそうだけど、死が関わるリアリティのバランスは難しい。

懐メロ聴きながら、新海と宮崎を優雅に渡り歩く、神木御大…。

終始、すずめを煽り散らかしてたのに「大臣、味方だった」展開は、無理があった。大臣喋れるのに、それを説明しない理由は何?。

【まとめの戸締まり】

3作続けてラストが同じだったのも絶望的だし、新海監督に怪獣決戦なんて求めてなかったです。草太が要石になることを すずめが辞めさせた結果、世界には未だに災害が起こっているみたいな【天気の子】のラストとは一味違う、ファンタジーで解決しない結末の方が好みでした。

今回で【君の名は。】の保険は全て使い切った。

ありがとうございました。

リロ、凶暴さでスティッチを一歩リードする。【リロ&スティッチ】ネタバレ感想‼️

リロ&スティッチ、観ました。

ネタバレ注意⚠️⚠️

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【ドラマが予想外に重い】

時間経過とともにどんどん可愛くなってくるスティッチの表情の変化だけに作品の魅力が全振りされてる映画だった。

いやしかし【リロ&スティッチ】ってこんな重めのドラマ内包されてたのか…。仕事にも付けないのに子どもが子供を育ててるみたいアイデア、もし邦画のもとで生まれてようもんなら是枝裕和が飛んできて映像化する類のヤツだよ。

終始、姉貴に対する苦難の種類が豊富なうえにいちいちエグいので、正直面白さよりも心配が勝つ。そして、その矛先がだいたいスティッチに向かうのも見てられない。

スティッチがいくら無敵だからって動物虐待レベルの暴行が繰り返されてて、この頃のゆるさ、スゴイな…と思った。

スティッチの眼球に水スプレーとか、水の中であたまを足蹴りにしたりとか。ジャンバは全編に渡ってマズイし。

【狂気のリロ】

ただいちばんびっくりしたのはスティッチを遥かに凌駕する、リロの凶暴さ。友だちになりたい相手をボコボコに殴ったり、友だちになりたい相手の自転車を強奪したり、なんかおれの記憶のなかに存在してたリロとぜんぜん違う…。血は争えないのか、姉貴も平気でクルマとか蹴るしさぁ。

主要キャラの性格がものすごいんだけど姉妹でのケンカだったり、子ども同士だからっていうなんとか許せるシチュエーションに置かれてることでギリギリ面白く観られる作品。

【勘違い】

家庭を見守る黒服の存在感が明らかにサブキャラにしてはでっけぇから ずっと敵のガントゥが姿変えて悪巧みしてるんだろうな…って思ってたら、当たり前のようにガントゥ再登場してきて作中でいちばんビックリしました。いやおまえら、兄弟ぐらいシルエット似てるじゃん…。


ありがとうございました😆

略して「カス」【竜とそばかすの姫】ネタバレ感想‼️

竜とそばかすの姫、観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

細田守、通院するべき】

冗談とか抜きにして、細田守ってなんかの精神病かクスリやってるとかではないの…?これをシラフで作ってるんだとしたらいよいよこの人、映画界に存在してちゃダメだぞ。。。

細田守、自分の作品をパクる】

Uパートはサマーウォーズ。親子パートはおおかみこどもの雨と雪。学校パートは時をかける少女。そして忍くんの全てが、間宮千昭。「鈴、ベルだろ」は「おまえ、タイムリープしてね?」だし、「なにかあった?顔 見して?いいから。」は「見して。痛ぇの?」だし。忍とルカちゃんが話してるのを遠くから見るのは千昭と早川さんが話してるシーンにそっくり。【時をかける少女】とは脚本家が違うわけだから 細田守もしかして人類史上初の、自分の作品パクってんじゃねぇ…?ヒロが「ガーハッハッハッ」って笑うとこは河原で笑う真琴にそっくりだし…。

【Uの設定】

Uの設定に関しては50億人とかじゃなくて日本国内だけでいいんじゃないか。ベルがジャスティンビーバーとかその辺を超えてるって考えると明らかにおかしいし、そもそもスタートからラストに至るまで物語の規模を世界にしてる意味が一切無くて、高知から東京ですべてが終わってる。あとは全部が寄り道というか国内だけのアプリで事足りただろと思った。わざわざ世界規模にしてるから、竜の正体 東京におるんかいっていう無駄なツッコミどころにもなってるし。

【お父さんが、不憫】

水で亡くなった母親に対して カヌー部の設定があるならまず利用しない手はないのに、何ひとつ無かったのも、ぃヤバイ。お母さんが亡くなったときにお父さんはどこに行ってたのかも気になるし。それに関して言えば両親が亡くなってるんじゃなくてお父さんは鈴と一緒に住んでるわけだから、お母さんがいなくなったことで鈴が自分のこと「ひとりぼっちだ!」とか言ってるのもなんかお父さんが不憫で気になった。

【ネットの表現方法】

ネットの誹謗中傷描写もストレートに気持ちが悪かった。あんなのをリアリティだと思って描写してるんなら、無い方がマシ。その匿名の声たちに吹き替えしてるのもめちゃくちゃキモかった。匿名の文字に声なんか無いし、感情がない文字だからこその悪意のある言葉の気味悪さやろ。なんにも分かってないな……。 中身玉城ティナとは思えないくらい声がブサイクなルカちゃんなんかも、いまどきあんな人気者いないやろ。ネット社会の人気みたいなものを象徴してるのもわかるけど、リアリティ無さすぎてキツい。

【倍速視聴かよ】

Uのアプリ開始直後、ベルが急に歌い出したところでもうこの映画ダメだ…って頭抱えるし、映画開始15分で「やっと歌えた…」とか言われても なんの「ついに!」感もないやろ。映画側からストーリーを2.0倍速にするな。まずUの開始直後に歌い出すのも意味不明だし、周りのプレイヤーはなんだ、回遊魚かなんかか?ふわふわふわふわ泳いでるだけのアプリの何が楽しんじゃい。過去に鈴が作曲してたって描写はあるけど、歌いたい、歌いたいって気持ちのタメがないのでいつあの名曲を仕上げてたのかも分からない。急に歌い出す楽曲は、ミュージカルとして見るべきなんですか…?

【お願いだから、こうして…】

そのあとのベルのフォロワー数急増も 展開にタメが無さすぎて本当にダメ。 ①主人公が歌う ②世界中から注目される ③フォロワー2000万人越え! って展開が あまりにもサクセスストーリー過ぎて んなわけあるかーいってなる。 こういうのは最悪でも、 ①主人公が歌う ②Uのなかでめちゃくちゃ目立つ ③フォロワー増えることを期待する ④目立ったはずがフォロワー増えてない ⑤うまくいかない学校生活 ⑥救いが欲しい主人公 ⑦インフルエンサーが 主人公の歌う姿を何気なくいいねする ⑧いいねがじわじわ広がっていく ⑨フォロワーが少しずつ増える ⑩背中を押され新曲を制作する主人公 ①①再びUに現れ、新曲を歌う主人公 ①②以前に拡散された動画が 注目を集めていたことで、 爆発的に増えるフォロワー っていう最低限の段階は踏んで欲しい。 Uプレイヤーたちからの、ベル絶賛コメントパートもキモいキモい。全ての反応が気持ち悪い。もはやキモい展。

【ひとりぼっちなのは観客】

鈴の友達をプロデューサーにしてることで Uの初心者である観客目線のキャラが不在になってて、ベルのライブパートとか置いてけぼりになる。通常なら鈴が観客視点になってUの世界観を一緒に体験していくべきなのに、もうUのスーパースターになっちまってるから明確に置いていかれる。「ひとりぼっちだ!」って叫びたいのは鈴よりも観客なんですよ。そんで話が盛り上がってもない所に侵入者を投下。下手くそか。プレーヤーが次々に侵入者について語り出すのも説明口調って言葉を知らんのかい。ジャスティスだとかアンベイルだとかスポンサーロゴの数!だとか、激しめに押し寄せる 要らねぇ設定の数々に、なんだか空中浮遊してるような地に足がつかない宇宙みたいな感覚を覚える。この浮遊感すごいヨ。

【お父さんが、不憫2】

急にお父さんに対して冷たい表情向ける鈴にも違和感あるし、不仲になった理由も語られない。読み取れない。母親が亡くなる前に現れた新しいお父さん的な設定なら理解できるけど。

【歯車が壊れた決定的な瞬間】

竜の正体が気になって聞き込み開始するほどの大きい理由が提示されてないのもヤバいし、世界的に竜の正体を探し始めるのも、まったく世界観に広がりがなくてすごい。どんだけ狭い世界なんだ。 そもそもベルがあんなに竜に入れ込むきっかけがベル発進じゃなくて、友達のヒロちゃんが「じゃああたしたちで正体明かそうよ!」って言ったのがキッカケだからおかしくなってる。ベルはヒロちゃんに付いて行ったのに、先生の授業で行けない!って展開ひとつのせいでベルが1人で竜を追いかけてる状態になっててそこから歯車が全部壊れてる。ルフィがワンピースを探し始めたのに、ルフィが早々に離脱してゾロがワンピース探しやってたらそりゃ意味分からんくなるわ。

【人の作品まで、パクるな】

そこからの展開も【美女と野獣】をやりたいだけ。フード被って城に入る感じまでパロってて気持ち悪いとかいうレベルじゃない。【呪術廻戦】とか観てても思うけど、オマージュの一言で他人の作品持ち出すようなオリジナリティのない作品なんか存在してる価値ないぞ。

【もうキャラを、描くな】

忍くんに手を繋がれたことで炎上するの、開始25分の地点でやった描写を 50分の地点で拾うのバカすぎんか?こっちは微塵も興味のない竜の正体探しに付き合わされてるのに、同時進行で何の面白みもない忍くんとルカちゃんの色恋疑惑にハラハラする主人公を見せられる。もう忍くんのキャラもルカちゃんのキャラも、カミシンのキャラも細田守の別作品で散々観てきたキャラ性なので何の新鮮さもない。キャラがワンパターン過ぎる。 文春砲を映像化したんかってくらい竜が自警団たちにボッコボコに叩かれてんだけど、一切竜が悪いことしてる描写がないからまず自警団側の視点になれない。そんであの自警団、ジャスティス?の金髪のやつがずっと語ってるシーンとか、ここまで物語に置いていかれることがあるのか。【プロメア】からやってきたみたいなビジュアルも作風に合ってないぞ。

【羅列します!】

こんなクオリティの脚本がこんな規模で映像化されて、こんな規模でヒットしてしまった世界、奇跡としか言いようがない。。 「好きな相手は ちかみくん…」「えっ…? カミシン?!」のとことか、カミシンの登場シーンここまでに2箇所ですよ。。……………。はぁ…。小学生が考えたんかな。。 竜の正体判明のところとか、「助ける。助ける。助ける。」がラップみたいになるのも面白すぎるし、声の主が佐藤健だから、助けるが「たける」とかかってんのかなって思えてきて頭が混乱する。 竜に気づいてもらう方法、忍くん曰く、素顔で出るしかないらしいです。「素顔を隠したままで何が伝わるっていうの?」って発言、現代の歌を扱う映画としてこれ以上の勘違いは無いよな。素顔を隠すのが現代歌手の象徴みたいなとこあるぞ。 生身の鈴がUで歌ってるあいだ 教室にいる鈴がまったく描写されないんだけど、Uのなかに体ごと転送されてるんか??最後までシステムがまったく分からん。。 鈴がお母さんと同じ行動する作りなのに、鈴ではなく忍くんをお母さんのポジションに当てはめてるのも…。 竜の居場所のヒントになる夕方のメロディとか窓の外のビルとかが、全部鈴が歌う前から得られてた情報なのもキッツイなぁ。こんなバカな脚本あるんかいな。

【伝説のラストへ…】

虐待親父のとこへひとりで行かせるとかはもう、言わずもがな。もう言わなくてもいいでしょ。「ひとりで大丈夫かなぁ。」「鈴が決めたんだから。」こんのボケどもがぁ…。 こんだけ声が重要な映画で娘と父の和解、メールなんかい。対話で仲良くなれやぁぁぁ。 なぜか鈴の元に現れる知くん。あのガキたぶん、ベルのスマホGPS仕組んどる。 女子高生が睨みきかして、うわああああ…って吠えたあと腰が抜けて家に帰る虐待親父。エッっっっっぐう!!

【まとめ】

マジで怖い。これ。ほんとうに怖い。細田守、人間描けてなさすぎて怖い。今の時代、AIでももっとマトモな脚本書けるぞ。 これ、【竜とそばかすの姫】っていうかただの【カス】じゃん…。。

ありがとうございました😧

大冒険の準備してたのに、母ちゃんと散歩して終わった。【メリダとおそろしの森】ネタバレ感想‼️

メリダとおそろしの森、観ました。

ネタバレしてるので、注意⚠️⚠️

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【展開は悪くないんだけど…】

母と娘の 両者を理解できる上での対立があって、それによって生まれる目的があって…みたいな、展開の作りはすごく分かりやすくて良いんだけど その展開のスキマに挟まってる描写の数々が個人的には描いたところでプラスにならないものばっかりだったので、どうしても面白いとは言えない作品でした。10分で描いてたら素晴らしい展開を30分もかけて描いてしまっている…。

【むっちゃこじんまりしてた…】

で、その30分のところで分かるんだけどこの作品が描こうとしてる作品の全体像がとびきりミニマムなことにもけっこうガッカリしてしまう。こっちとしては大冒険の準備してたんだけど、スゲーこじんまりとした城と森を往復するだけで話が終わってしまい、ピクニックで外に出たとしても もう少しぐらい足伸ばすだろとは思った。

勇気をテーマにするんならもう少しメリダは引っ込み思案な方がいいし、母と娘の 愛と絆をあの世界観のうえに乗っけて描いてるから無駄に期待値高めちゃってるし、色々と惜しいところが多い。弓矢の才能、領主たち、小さな王子たち、魔女…、かなり世界観を広げられそうなパーツがあるのにほとんどが味見で終わってしまってる。弓矢の才能も、ラストでオヤジを止めたぐらいにしか活躍してなくて もっとその才能で女の子という殻をぶち破ってみんなを黙らせるようなラストが見たかった。魚捕まえるだけでなんかお母さま、「凄いじゃない…」みたいになってんだもん。あのラスト自体、国王には剣を振りかざす直前に熊の正体に気づいて欲しかったなー。

【若干、気になった点…】

魔法の解き方、一瞬 失敗したかのように描いてるのもあれじゃただメリダが早とちりしただけにしか見えないし、誰がどー見ても光が当たってから元に戻ると思う…。熊にあの布を被せて解いたなら小さい王子たちはどーなの?とも思うし…。あの子ら、親父の足元おったよ。

【母と娘の話だったとは】

母があるシーンで王冠を置いた後から、2人が王女とその娘という役から離れて ただの母と娘として触れ合っていくの良かった。あの姿になったからこそ、言葉では伝えられないもので仲を深めていくのは好き。まぁでも、獣になったオカンがうまくエサを捕食できるように娘が捕り方を教えてあげるって構図、冷静に見るとものすごいな…。ちょっとずつオカンがケモノに飲み込まれて理性失っていくのもかなり怖いし。

【誰得コメディの暴走】

モーディの逃走劇は、オカンに 割とガチめな命の危機が迫ってるタイミングで描かれるのでかなり気が気じゃなかった。そっからのモーディへの胸ダイブ、いったい誰のどんなプラスになるんだよ。親父たちがケツ丸出しで歩いてたのもピクサーが供給する類のサービスではないぞ。

【まとめ】

キャラクターのビジュアルが端から端まで高得点叩き出してるだけに余計もったいなく感じる作品でした。メリダの髪型 良いデザインだし、王妃さまは絶対 最後の髪型の方がいい。3兄弟の子ぐまも むちゃ可愛かった。

ありがとうございました😆

日本のマンガを実写化したみたいなキャラクター、最高…。【エターナルズ】ネタバレ感想‼️

エターナルズ、観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

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【構成見事すぎて、拍手】

目まぐるしく変わる時代・場所ごとの映像美。そこで繰り広げられるアクション。個別にある能力の画的な目新しさ。過去編を現代パートの隙間に挟んでくることで合流するまでにエターナルズキャラのそれぞれの関係性、対立なんかを先に紹介して現代に話が戻ると現代版になったキャラが1人ずつ追加されてく。150分の映画で主要キャラを10人も立たせてアクション面白くて、映像良くて、あの規模の話描くの、めっちゃくちゃ凄い。

【絶対アカンと思ってたキャラたちが…】

名前、配役の顔の種類、色分けなんかの工夫であの人数をすぐに覚えられるようになってる。ドラマパートの出来がかなり良くて、誰と誰がどういう関係で、誰はどう言う役割で…みたいな基本がしっかりしてるからキャラクターたちが掴みやすい。介護関係、元交際相手、現在交際関係、片思い、その事実を知ってる人…。早々に退場してしまったサルマ・ハエック以外のキャラクターはみんなどう言う人間か掴めたし、興味が出た。ストーリーが停滞するよりも先に、敵がこっち向かってぶつかって来てくれるので目的が消えることなく進み続けるのも上手い。

【キャラの好きな点、羅列】

マンガ技を使いまくるキンゴも良いし、そのキンゴの付き人なんてさらに良い。間抜けポジションみたいな顔してかなり物事に理解があって、ステキ…✨イカリスの戦闘でのやられ方が【レヴェナント】のディカプリオ過ぎて、その後のイカリスが最強みたいな展開は全然受け止めれなかった。最初、ファストスが協力的じゃないの【エンドゲーム】でのトニーを彷彿とさせる。バリーコーガンをあえて敵側に置かない作りは、めちゃ好きでした。瞬足履いてる子どもぐらい足が早いマッカリが四方八方から1人の相手を攻撃しまくるの、ドラゴンボールがついに実写化されてた…。戦闘方法一番カッコよかったです。バットマンとかクラークケントとか、DC作品の単語がたくさん出てきてたのも印象的。

【成田だ】

最後の最後にワンダイレクションのハリー・スタイルズが出てきたんだけど、堂々としてるときの成田凌みたいな顔してて面白かった。おまえ、エロスっていうか成田凌だよ。

成田凌の側近に、ドビーとかゴラムみたいなガッツリCGで出来たキャラクターが居たのもマーベルシリーズっぽくなくて新鮮でした。

ありがとうございました😆