コンスタンティン派【ジョンウィック / チャプター２】ネタバレ感想‼️
【ジョンウィック / チャプター２】観ました。
ネタバレ注意⚠️⚠️
【もう、コンスタンティンが観たい】
上映時間２時間のアクション映画で、まともな戦いが始めるまでに１時間も準備見せられるのは非常に困惑するし、心身が疲労します。準備だったりが面白い作品もいっぱいあるけど、個人的には【コンスタンティン】の方がそういう世界観は面白いし、キアヌリーヴスの数年間が【コンスタンティン】じゃなく【ジョンウィック】に消費されたのホントに残念でしょうがない…😭
【銃を使えって】
一応掴みの部分に取ってつけたました的なバトルシーンがあるっちゃあるんですが、明らかにキアヌリーヴスの動きが洗練されてない上に、銃が規制されてる世界かって思うほどパンチとキックの応酬で戦ってるのも違和感モリモリでした。結局最後は銃が登場してその破壊力を披露するんですが、そんなら誰か遠距離からジョンウィックを撃てよと思ってしまう。スタートからその辺のリアリティが無いのはなかなかキツい。
バトルスタートの起点となる女性ボスの散り際は、自殺とは言え絵ヂカラすごくていいシーンだなと思った。文字通り、血の海でした。
【唯一の、素晴らし設定】
この映画でいちばん良かったのは、コンチネンタル内での戦闘禁止ルール。前作の内容覚えてないので１作目からあった設定なのか忘れたけど、あれのおかげで敵が急に身近な存在になる強烈なギャップを強制的に発動できるので、めちゃくちゃ強い。死闘の最中に敵と一杯やるの面白すぎました。
キアヌ×モーフィアス【マトリックス】、キアヌ×サタン【コンスタンティン】も燃えた。
【もはや、気の毒】
ジョンウィックに対してバカをやった人間に、権力者が「悪魔を怒らせたぞ」とか言ってる裏で、それを言われてるジョンウィック本人がエナジードリンクの１本２本じゃどうにもならない疲れ方してるから、勝手に持ち上げられてるみたいで気の毒でした。味方のくせに本人追い込んでてヒドイ。
【作りがド下手】
ジョンウィックが世界中に狙われる展開も、先に誰が殺し屋なのかを分かりやすく紹介してくるから、「どこから敵が襲って来るのか」っていうジョンウィックの気持ちに共感できない作りしててかなり良くなかった。誰が敵なのかわからない状態で観せて欲しかった。なので唯一正体を先に明かしてなかったホームレスの人のところは良かったです。あれが理想。敵に主人公の情報が伝播していく流れは、【ボーンシリーズ】がチラつきました。
【ジョン…】
後方から銃弾命中させられてるのに、当たり前のように人の多い地下鉄利用してウロウロしてるジョンウィック、真剣にわけがわかんなかったです。ホントにおまえは凄腕なのか…？
ライブ会場と美術館で戦うっていう字面だけだと面白そうなシチュエーションも、いざ戦い始めるとやっぱり物陰に隠れたり、曲がり角で仕掛けたりと戦い方がほとんど同じでガッカリ。狭いところでの一対一の方が合ってそう。ミラー部屋の戦いだけ新鮮でした。
【その怒り、どこから？】
ラストは、コンチネンタル内での仕事禁止ルールを破るほど、あいつに恨みあったんだ……ってビックリするし、界隈に知れ渡ってる伝説の男が道を踏み外す理由にしてはやっぱり弱すぎた。１作目の怒りの方が遥かに共感できるし、まず２作連続でジョンウィックに手出して返り討ちって大筋もあんまし…。
ラスト、町中の人間に暗殺の連絡届くの、とんだ殺し屋国家で笑いました。闇の組織が広く浅く人脈広げてんの、いちばん危険だろ。
いや、面白くなかったな…。
ありがとうございました。
