前半の積み立てで、そのまま名作に。【ターミネーター2】ネタバレ感想‼️
【ターミネーター2】観ました。
以前にも【ターミネーター2】の感想はあげてるんですが、すっかりそのコト忘れてて、また感想を書いてしまったのでどうせならということで2年ぶりに観た感想を載せます…!
今回もネタバレ注意です⚠️⚠️よろしくお願いします!
【要素の海鮮丼】
未来からの使者。昔の敵が仲間になる展開。昔の敵より、もっと強い敵の登場。離れて暮らす母親との再会。ロボットと人間の友情。ロボットに芽生える人間性、ユーモア。ジョンとターミネーターの擬似的な親子関係…などなど、これだけの要素が1つずつ丁寧に違和感無いようにまとまっていくので、ほとんど飽きる事なく観てられる。多角的な面白さで攻めてくるから、シンプルに強い。
【敵が強いから面白い】
基本逃げ回ってるだけの話をここまで面白くできたのは、ひとえに敵の魅力に尽きる。ゴリゴリのシュワちゃんにシャープな顔つきの細身な敵をぶつけるっていう分かりやすい対立関係が、【ドラゴンボール】で言うところの「デカいヤツより、細いヤツの方が強い」っていうあのルールにも似てて、余計に敵がヤバく見えるようになってて上手いなと思った。フィクションのなかでは何故か小柄な敵の方が強そうに見える事多いんだよな…。
【シュワちゃん、非の打ち所ナシ】
ターミネーターの、ロボットに革ジャンっていう組み合わせ、改めて考えるとめちゃくちゃ斬新。もはやロボットに革ジャン着せようもんなら全部ターミネーターのパクリになるし、革ジャン着てないターミネーターはターミネーターじゃないと思う。シュワちゃん自体、かなりゴリゴリではあるんだけど間違いなく今より細いので顔が鬼カッコいい。the最終兵器って顔して、敵に睨みきかせるのがめちゃくちゃカッコよくて痺れます。顔が傷ついて剥がれる、終盤のシュワちゃんのビジュアルたまらん。
【全体像はこんな感じ】
前半1時間は、サラ・コナーとジョン・コナー親子のビジュアルの完璧さで掴み、バイクを追いかけるダンプの迫力で一気に作品世界へ。ジョンとターミネーターのおかしな関係性で笑わせて、母親救出パートの緊張感と敵のCGの凄さでもう一段階上の面白さに。ここまでの完成度が神がかり過ぎてて、後半の武器収集、未来の火種となる研究所を鎮圧、敵との3度目の戦いまでの流れがかなり大人しい普通のアクション映画になってて一旦熱が冷めます。で、終盤の演出でまた息を吹き返してラストシーンの親指で一気に「…名作だ…」ってなりました。全部が素晴らしいとは思えないけど、前半はエンタメ映画としてのパワーが凄くて面白かった。絵ヂカラがほんとにスゴい。
【まとめる】
「地獄で会おうぜベイビー」ってシュワちゃんが渾身のキメ顔した直後、平気な顔して生き返る敵にはビックリした。ちょっとは空気読んでやれよ。シュワちゃん顔真っ赤だぞ。
音楽も、どれをとっても無敵感に溢れてて、コレを流してるだけで圧倒的な大作観てるなって気持ちになる。ダダン、ダンダダン…。ダダン、ダンダダン…。ダダダーーン、ダーン、ダーン、ダーン……。
ありがとうございました。