【韓国映画に負けてる】

大絶賛されてますしまぁまぁ楽しめる作品ではあったんですが、ヴィランチームを主人公に置いて残虐性をエンタメに楽しませる、っていう根本的な作品性に結構無理を感じました。R15でも正直、"極"悪人には見えないしもともと映画って人が当たり前のように死んでしまうので、ちょっとグロく描写するくらいだとめちゃくちゃ悪人ってふうには見えない。。極悪人が描きたいなら正直、ジェームズ・ガンなんかより韓国サスペンス映画作家たちを起用した方が、バリバリの悪人描いてくれると思うのでまだまだ悪人としては甘いよなぁって思いながらずっと観てた。あくまでもエンタメ的な悪役たちだった。

【キャラクターについて】

構成の順番をイジるのとかも、頑張ってるけどそこまでイジらんくても良かったかなとは思いました。よくこれだけのキャラを描いたなぁって思ってたんですが、結局半分はスタートの掴みで消費してるので「主要キャラって６、７人か…」って気づいて、別にキャラが多いわけでもなかったのかとちょびっと驚きました。めちゃくちゃキャラクター多かった気がする。。最初の上陸作戦は、デッドプール2のパラシュート降下の展開をそのまま持ってきたのかってくらい同じでビックリしました。

ラットキャッチャー２、めちゃくちゃキャラクターが可愛いし、暗そうなビジュアルからの寝起きが悪いっていうギャップ、エグッってなった。可愛いが過ぎる。あのネズミの演技ももちろん可愛い。ハーレイクインも可愛いかったんですが無印スーサイドスクワッドに比べて、たった数年で顔が渡辺直美化してる気がして全面的に好き！ってならんかった。めちゃくちゃ老けた。。？？

画面に文字を出す演出は最初こそカッコよかったんですが、チャプター分けが多過ぎて後半はちょっとしつけぇなぁ…と思いながら観てた。序盤、中盤、終盤、くらいで充分。

キャプテンアメリカというよりも、ザ・ボーイズのホームランダーみたいなビジュアルのピースメーカー筋肉がエグくてカッコよかった。バーに入ってきたときのどんな輩も絡んで来なそう感、スゴい。筋肉って正義な。。

命令を出してくる上の人間たちが、ネタのための間抜けだったとしても、あまりにもポンコツ過ぎて何を観させられてるんだ感はあった。いや「何を見せられてんだ？」に間違いはないとは思うんですが。

【ジェームズ・ガンは嫌い】

ディズニー解雇されて作った映画のラストが、ディズニーの象徴であるネズミの大群が最強っていうラスト、めちゃくちゃ性格悪いし、絶対この監督聖人ではないよねって思った。めちゃくちゃ悪巧みしてそうだし、皮肉屋っぽい。こんな露骨に媚び売るようなラスト嫌です。監督的には皮肉100%だとは思うけど。ある意味この作品にバッチシ合ってる監督だとは思った。でも苦手。

マーベルにはできない、ＤＣ独自の路線はこのダークなグロさかなぁって思う。この空気感をさらに濃くしてバットマン作ってくれたらめちゃくちゃハッピーな予感します。

ありがとうございました。