【はじめに】

【ヒロアカ】の堀越さんが１番お気に入りのDVDってことで紹介されてたのがきっかけで観ました。

ロードムービーの醍醐味、良さが、全部と言って良いほど詰まってて、淡い空気感も相まって傑作って言いたくなるのが分かる映画でした。

【ヒッチハイクムービー、琴線に触れる】

15才の子ども相手だからヒッチハイクで車に乗せてくれる人たちはみんなゆっくり心を開いてくれて、しだいに主人公と仲良くなっていく。そして２度と再開できないであろう人たちと呆気ない別れを迎えてまた前進していく。この繰り返しがなんとも心地良い。ちょうど映画の折り返しと、この旅の折り返しが重なっているのも乙。１時間で折り返せる厚みがあるのもキャラクターたちの魅力とそのテンポの良さのおかげ。

20年前の作品ですが扱ってる題材は今でも通用するし、ようやく現代でもこの主人公の悩みがしっかり問題化され、解決され始めてるのかなと思う。

それにしても15才の子どもを主人公にしたロードムービーっていいな。【スタンドバイミー】の旅なんかより数倍好みだったし、嫌なことが起こらないハッピーな旅なのにここまで面白くできるのが興味深い。