キャラを絞って大成功!【僕のヒーローアカデミア/ ワールドヒーローズミッション】ネタバレ感想‼️
【僕のヒーローアカデミア/ ワールドヒーローズミッション】観ました。
ネタバレ注意です⚠️⚠️
【今回、最高】
1作目、最高。2作目、最悪。3作目、最高でした。
作画もこれまでの2作に比べると、ただのアニメシリーズの延長感がだいぶ薄まってきてる気がして良かった。ロディの横顔の、鼻に向けての曲線みてるだけで堀越デザインの良さが明確に伝わってくるな。。動物の擬人化見てるみたいな派手な横顔が個性的で好き。【アナ雪】の横顔は苦手。
【キャラ絞り、見事に効く】
前作はA組全体にスポットを当てたことでかなり間延びしてたんですが、今作は極端にキャラを絞ったデクとロディのロードムービーっていう、ヒロアカ人気が不動になったからこそ安心して挑戦できるかなり挑んだ構成が確実に功を奏してた。原作シリーズとか無しにしても、一本のアニメ映画として好きな流れだった。とりあえず、よくぞA組メンバーたちを各国に上陸させてくれました。A組はバラけさせるに越した事ないですからね。A組が集まると映画の構成が終わります。とは言え、原作33巻は最高です。
【アクション、動く動く】
橋での黒鞭のアングルなんかは、【スパイダーマン / ファーフロムホーム】のVSドローン戦の映像を鮮明に思い出させるようなカメラ移動してて、カッコいいを可視化した映像体験でした。ちゃんと空飛んでる浮遊感を体感できる奥行きのある立体感、スゴかった。
個性失うような危険性持った地域で、最後まで市民最優先で戦うっていう皮肉な作りもめちゃくちゃ良かった。ヒーローの弱点のつき方がうまい。。
今回はロディの逃走劇とか、主要3人のバトルシーンにいつも以上の気合感じれて面白かったです。
【ボス戦で、体温が50度超えました】
ボス戦は過去最高に濃密。相手を延々殴り続けるしかできないっていうボス戦のためだけに用意されたような反射の力なんかは、こんなん勝てへんやん思ってたら個性の限界点とかいう原作最新話まで追ってるはずなのに聞き馴染みのない設定出てきて「…はて……?」状態で観てました。
バトルが熱いと、あたまボーッとしてわけわかんなくても脳が受け入れるんですよね。それでも個性の限界点は唐突感あるので、そもそもアイツの個性を反射じゃなくて鏡ってことにして、限界を迎えると鏡だから割れるっていう倒し方の方が自分的にはしっくりきたかなぁと思いました。バトルの作画だけで黙らせれる作品なので、個性の設定はそのくらいシンプルでも全然いい気がした。あと、ボスをドーンと倒して終わりじゃなく、ボスを倒した後デクがそのまま走って停止装置の方に向かう流れだったので、若干ボス戦の終わりの瞬間だけサラッとなってるなって気がした。ドーンとボスをしっかり爆発的に倒した後、動けなくなってるデクはそのままタイムリミットを迎えてしまう。からの実はロディたちが止めててセーフだった!っていうしっかり負けたと思わせた後のロディがやってた展開だったら、自分的にはさらに向こうへな満足度でした。
そうは言っても、今回のヒロアカ映画シリーズ屈指の長期戦な殴り合いはめちゃくちゃド派手作画だったので、控えめに言ってもドチャクソ最高でした。興行収入が全てではないけれど、この作品が2〜30億で、鬼滅が400億なのさすがに神さま、イタズラしてんのバレるやろ。興収、20倍て。こんな真実があってたまるかよ。
【たしかに、ロディ✨】
一般人のロディがヒーローになるのを、ひとつの結末として描いてたのも良かった。ロディの大活躍が中継でもされてたら、ヒロアカ世界観的にはまたヒーローが激しめに批判されそうだけど貧困層的な生活をしてる いち一般人が実は裏で世界を救ってたっていう事実がまさにヒーローそのものでした。ロディは確かに映画オリジナルキャラにしておくには立ち位置が良過ぎるよなー。。原作に登場させたい堀越さんの気持ちも、原作に登場して欲しいファンの気持ちもストレートによく分かる。。なんと言ってもロディはキャラデザ。堀越さんスゴイ!吉沢さんの演技力もスゴイ!アジアンカンフージェネレーションは、映画の主題歌としてはサラッとし過ぎ!
エンドクレジットで、実はロディのお父さん生きてたとかいうサプライズないかなーって思ってたけど、やっぱり亡くなってたのかー。悲しい。。
ロディくんにはぜひ原作 最終章にお越し頂いて、飛行機ごとオールフォーワンに突っ込んでチェックメイト決めて頂きたいと思います。
ありがとうございました。