ややこしいよ【キャプテンマーベル】
本日もネタバレよろしく、
ガンガン進めて行きたいと思います❗️
付いてきとくれーっ(°▽°)/
今日観てきたのは、映画 キャプテンマーベル。
マーベルという、ミシュランの星ではなく、星そのものを金で買えそうなレベルの金持ちホテルが用意した、ド派手なフルコース最後の一品であるエンドゲームを前にした、いわば前菜。(長ぇ)
つまり、ラストを楽しんで頂くために用意された緩急作品になるであろう本作。
公開されてるエンドゲームの予告からは、祖父が知り合いの営んでいるスーパーでコイケヤポテトチップスを万引きして補導されていくのを目撃しちゃったような悲惨ムードが流れており(長ぇ)、アベンジャーズが、そして祖父が、どのようにしてこの最悪の状況から奇跡の逆転劇を見せるのか期待に胸を踊らせているなかでの「新キャラクターが突然 助けにやってきた」感。ほんとそれだけで構成されたキャプテンマーベルの存在は、なかなか 目を覆いたくなる非情な事態でした。
まず思ったのが、「それ脚本の作り方とか読んでると必ず注意される、一番やっちゃダメなやつじゃね?」ってことで。
最終章で最強の新キャラ出してくるって、サノスの親御さんが見たらどう思うとか あなた ちょっとでも考えたことありますか?
息子がやっとこさヒーロー倒して、次は物語上ぼくがヒーローに倒される番だとかなんとか考えてた隙に遥か彼方から飛んできたアンダー・ザ・ドームのノリーみたいな顔したブリーラーソンにフォトンブラストで、ヴォルデモートみたく "儚げなBGMと共にスローモーションで" とはいかないでしょう、一瞬のうちに消し炭にされて消滅するんですよ、サノスは。
それぐらいの 対キャプテンマーベル精神を胸に抱き、ブリーラーソンのノリー加減を観に行ったところ2つの驚きがぼくの身に降りかかってきました。
1つはブリーラーソンが全然ノリーじゃなかったこと。
ノリーもシーズン3で大和撫子って字づらみたいな顔面にまでは美人化しましたが、本当に序盤はさすがにアレでした。キャラクターが入ってこなかったもん。いや、だって、顔の個性が強すぎたんだもん。。
ブリーラーソンも同じで、「ルーム」とか「ショートターム」とかのすっぴんイメージが強すぎたんですが、メイクすると こんな画面映えするのかってことと、女の子らしさをところどころに出してった演技によるギャップでまんまと、まぁー、まんまと、フォトンブラスト、いただきました。。。
ゴーン社長はメイクするとビーンから離れるのか、ビーンに より一層近づくのか、どっちなんでしょう。だけど、気になったのがブリーラーソンの吹き替えの声。水樹奈々さんが演じられているんですが、その声を聴くともうブリーラーソンがジェニファーローレンスに脳内変換されて、わや。
マーベルっぽい あいだに挟まれる小ボケのシーンも、ブリーラーソンじゃなくてジェニファーローレンスがやってたらもっといい感じになってるよなぁ的、うがった見方になってしまいました。
で、もう1つの驚きっていうのが、シンプルに分かりにくい。
スタートからこれでもかと言わんばかりの、ややこしさに包まれた歪な姿には、伝説になりつつあるファンタビ2、レストレンジ家の家系説明シーンがフラッシュバック。
みんな、ファンタビレベルで振り落とされたんじゃなかろーか??
ブリーラーソンが地球に落ちてくる頃には劇場内の観客も 作品に振り落とされていたという見事な皮肉。誰よりもあの脱出ポッドで劇場から逃げ出したかったのは 何を隠そう わたしです。
とにかく多すぎる専門用語の波に流され、なにがなにやら理解が追いつかぬままだった自分の理解力のなさを「作品が長すぎるから専門用語なんて忘れて当然なんだよ!」ってマーベルに責任転嫁することで、豊かな心を一切汚すことなく今日も健やかな気持ちで生きていくことができます。
あと、フューリーっていうか竹中直人さん。
あんな裏声で猫と触れ合うシーンなんて描かれてしまうと、フューリーが喋ってるのか、長靴をはいた猫が喋っているのか、はたまた竹中直人が喋っているのかという三者間でのごっちゃごちゃな混じり合いが、特にケミストリーを起こすことなく無駄に発生しており、大変ご迷惑なコメディシーンでした。
もっと、こう、なんというか、アントマン&ワスプみたいな軽い感じで、楽しく繋いでくれるストーリーには出来なかったのかしら。。。
後半で一気にエンドゲーム味を出してダークなトーンにしてくれればよかったのにな。
猫で終わるのも、かなり残念な感じでした。、
ここまで読んでいただき
ありがとうございました( ´ ▽ ` )