映画雑文 トカ

数分で読める映画感想ブログです。基本ネタバレしてるので気をつけてください⚠️ Filmarks ▶︎とか25 【https://mmmryoshe.hatenablog.com/】

価値観を押し付けられて、孤独感がスゴい…【ソウルフルワールド】ネタバレ感想‼️

ソウルフルワールド、観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

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【真正面からパクるな】

絶対【アメリカンビューティ】観て、価値観パクったでしょ…っていう世界への捉え方が出てきてビックリした。導入から葉が舞ってて、確信犯にも程がある。

アメリカンビューティ】があんな一瞬で伝えてしまったテーマを、100分もかけなきゃ伝えられないのかっていうピクサーのレベルの低さにも驚愕。「魂の時代から性格が決められてる」とか「きらめきが必要」みたいな、めっちゃ自己中な設定作っておいて「実は、目的はいらないんです」っていうかなり当たり前な結末を提示して終わるととんでもない作りしてて気分悪くなった。

ピクサーをぶっ壊す!】

「最初から性格は決まってる」なんて設定を基本の部分に置いてしまうと、性格の変化を描く"人間ドラマ"ってものを全否定してるのと同じだと思うんですが。。最近のピクサーって【トイストーリー4】の時も思ったけど自分の会社が積み上げてきたものを全部ぶっ壊したい!みたいなタチの悪い破壊衝動にでも取り憑かれてるんかな…。

【主人公()が、キツい】

街中で遊んでる主人公が、中身は違ったとしても見た目がオッサンだからヤバい人にしか見えなくて、キモかった。胸の辺りに汚れが付いたきったない服のまま、部屋にきた生徒と話したりするのも全然その辺のリアリティが気にならないような製作者たちが作ってるんだと思うとどんどんストレスになってくる。逃げた体を追いかける展開とか、最初の目的とまったく関係ない寄り道ばっかりでずっとダルい。デザインとかストーリーに面白みの欠片もないから、メインのテーマに良さを感じなかったらその時点で「おまえに向けた作品じゃねーよ」って言われるような作りしてるのも、なんだが…。

【ここから筆者にエンジンがかかる】

そもそもこんなテーマの伝え方をする作品がここまでウケてることにビックリした。【アメリカンビューティ】で描かれた世界の捉え方には共感する余地があって、「自分と同じ事 考えてる人が居てくれた」って受け取れる部分が途方もなく嬉しかったんだけど、この作品の場合もともとそういう思考で生きてた自分みたいな観客に対しては「いや、そうよ…?」としか思う余地がなくて本当に残念だった。

「お前ら世界を味わえてないだろ?」って映画が「味わえてませんでしたー!」ってウケてんだから、味わってる自分としてはかなりの孤独感を突きつけられた。

なにワケのわかんねぇこと言ってんだって思われるかもですが、正直味わえてる身からするとこれは世界に対して完全な受け身になるだけなので希望のある結末ではないと思います。自分が知ってる世界の良さみたいなのを頑張って人に伝えようとしても基本 変人扱いされるだけで伝わらないし、そんなことに共感してくれる人がいなくてどんどん理解者が減って孤独になります。自分はそのことに対してバカみたいな優越感持ってるからいいんですが、この作品の言ってることを鵜呑みにして"世界のすべて受け入れ人間"になっちゃうといろいろ大変だろうなとは思いました。「葉が舞ってるだけで嬉しい」とか、「触れたものの感覚が伝わるだけで嬉しい」とかそういう当たり前なことに感動するって話をして笑わずにちゃんと話を聞いてくれるひとって思ってる以上に少ないので。てかそんな人に会ったことがない。

【筆者、落ち着く】

とにかく再確認したのは【アメリカンビューティ】の、⚫️観客に価値観を押し付けない。⚫️共感の可能性を含んでる。⚫️新しい価値観に触れられる。っていうテーマを提示する方法の柔らかさ。変人として扱ってもいいし、共感してくれてもいいし、感動してくれてもいいってスタンス。

この映画はちょっと色々と危険かなぁと思いました。

何も感じずに生きていけるってことの方が、楽な場合もあると思う。

 

ありがとうございました😆

欲張りすぎて世界観が強欲【シャン・チー / テン・リングスの伝説】ネタバレ感想‼️

シャンチー、観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

【良かったの、前半のアクションだけ】

さすがに世界観を飛躍させ過ぎた感は否めない…。【カンフーハッスル】的なものを期待してたら、まばたきしてる間に【ファンタスティックビースト】に姿変えてて目を疑った。 バス車内でのバトルに そのバスを運転するカーアクションを加えて二重の魅力で攻めてくるのとか、【ザ・ファブル2】を思い出すようなビルの外の足場で繰り広げられる 上下左右のアクションとかはシチュエーション含めてけっこう面白かったんだけど、終盤の【FF15】みたいな規模のバトルは、もう主人公が入っていく隙間なくてただそこに置かれてるだけみたいで、わけが分かんなかった。お金かけて規模がデカくなればなるほど面白く無くなっていくという不安な設計。

【THE 説明口調】

そんなファンタジー濃いめな設定を一方的に話し続けるシーンも多くて、久々にストレートな説明口調に接触しました。説明の仕方に面白みが無いし、こっちが知りたい!ってなる前に力づくで説明聞かされる感じも、苦手。

【キャラが微妙だった…】

基本 脅威から逃げたい!ってだけで、こっちから何かしたい!って話じゃないからあまりストーリーに着いていく気分にもならないし、キャラクターにも魅力がない。マーベル作品って頭で見てるから新しいキャラクターたちが新鮮に映るけど、普通に単作の映画として観るとあまりにも魅力に欠けるキャラたちだった。

【伯母さん、おもろい】

「それともぉ〜?」とか居酒屋で知り合い2人と話してるくだりを前半と後半で一度ずつやるのとかは面白かったけど、お母さんやられるところの【無限の住人】みたいなシチュエーション、やめて…。浅野道場にしか見えないから…。イヤすぎる。

シャンチーに対して伯母さんが「お母さんに似てる」って言うシーンあったけど、全くもってカケラも似てないだろ。はじめての対面で緊張してたにしても どんだけコメント思いつかなかったんだよ。あまりにも的はずれだったから、一周まわって似てるんじゃないかと考え直したわ。似てないわ。

森に入った後に現れるあのファンタジー世界、世界観強めな車のCMかと思った。

ありがとうございました😆

設定過多と抜群アクションのシーソーゲーム【ブラック・ウィドウ】ネタバレ感想‼️

ブラック・ウィドウ、観ました。

ネタバレ注意してください⚠️⚠️

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【え、バイオ…?】

オープニング、ミラ・ジョヴォビッチに瓜二つの娘さんが出てることも相まって研究所のビジュアルもスタッフ名とかの文字の字体もバイオハザード感がすごい。「ほんとにいまマーベル観てる…?」ってなるぐらいのホラー味に、世界観のなんでもありさを感じます。強い。

【アクション良すぎて、正座鑑賞】

今回もアクションシーンがかなり面白かった。とにかくアクションの流れが分かりやすいし、動いてるの観てるだけでワクワク。駅地下やら橋の上、空調要塞からの落下中と、シチュエーション選びも面白い。ナターシャが車に乗ってるシーンで車内にシーアの楽曲流れてたのでそっちに夢中になってたら、ドッガァアァアァーーン!てナターシャ乗ってる車が爆発する展開なんて息を忘れる勢いで心掴まれた。素晴らしい。。ラストバトルなんて、もはやバトルというか降りてくる映像の圧だけでアクションしてた。

【アクション良すぎて、話が分からん】

ただアクションシーンが面白かった分、ストーリーにおいて結構重要な部分の説明をだいぶ後回しにする作りしてるので話分かりづらくなる点がいくつかあった。孤児だったとか疑似家族だったとか、そこは土台にして進めてほしかったなっていう説明の部分を、驚きとして使ってくるのはあんまり好みじゃなかった。

【エレーナは と言うと】

エレーナのキャラクターも言われてるほど面白みを感じなかったので今のところはナターシャの妹っていうだけ。ナターシャ イジリなんかは、エレーナの個性というかマーベル作品の個性って感じでした。後日ドラマシリーズの【ホークアイ】を観たんですが、エンディングからの流れを汲んでしっかりエレーナ出てくるし、なんだったら映画よりドラマの方が断然魅力的になってるうえに、演じてるフローレンス・ピューが演技力のアクセルをかなり踏み始めてて、別物ぐらいいいキャラになってました。「エレーナ、別に…」って感じだったのにかなり好きになってきたし、そもそも【ホークアイ】というドラマシリーズが面白すぎる…。気になった方はぜひYouTubeで動画でも物色して頂いて、ちと味見してください。

【アレクセイは と言うと】

父親のアレクセイがレッドガーディアンに着替えるところ、ディズニーってこともあって【ミスターインクレディブル】のあのシーンのオマージュにしか見えなかった。服の色も同じだったし。それで言うとアレクセイ役のデヴィッド・ハーバーさんは【ヘルボーイ】でも真っ赤だしいろいろと被せてきてたー。アレクセイ自体のキャラクターもヘルボーイに激似だったし。

【もうエンドゲーム観れないよ…】

時系列通りの公開じゃなくて【エンドゲーム】のあとにナターシャの過去を見せてくるのなんとも皮肉な公開順してて、これから【エンドゲーム】見ると余計悲しくなるのエグい作りしてる。ナターシャ、別の家族がいたんだな…。【エンドゲーム】での行動にいろんな覚悟があったんだ。。

 

ちょっと設定過多ではあったけどアクションシーンのおかげでなかなか楽しめるバランスになってて良かったです。


ありがとうございました😆

あまりの眩しさに前のめりで倒れる傑作【あの夏のルカ】ネタバレ感想‼️

あの夏のルカ、観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

【無理しない作品作り】

無理に気をてらったりせずにちゃんと3人が目的に向かって行動するなかで、キャラクターに感情移入させて観客側に彼らを愛おしく思わせていく。 この落ち着き方というか、無理せずに当たり前の面白さに向き合ってちゃんと作品を作ってくれてる安心感、ほんとにディズニー / ピクサー作品…?ここ最近のディズニー / ピクサーってハイテンポで魅せるか、どうしようもないクソ映画作るかの2択なんじゃないの…?こんな落ち着いた作風、いったいどっから身に付けてきたんだ。。 少年少女が一緒に挑戦する日々って邦画とかでも大好きなので、こういうアニメーションの形で観れたのがまず掴みとして嬉しかった。

【無垢な面白さに包まれる】

魚を捕まえなきゃいけない!みたいな難題に主人公たちだけの特技であっという間に解決するみたいな作りも、意外とこういう面白さが出来てない作品って多いからちゃんとしてくれてて良かった。水に触れたら魚に戻っちゃうみたいな緊張感もしっかり用意されてるし、正面から嫌味なキャラクターも配置されてるので賞金以外にも勝ちたい理由付けがされてたりと、隅々まで良さが染み渡ってる。

【愛おしくて仕方がない3人】

そんな染み渡る親切のうえにあのキャラクター造形の可愛らしさなので、あの3人が好きにならざるを得ない。とにかく3人が愛おしい。バッって抱き合う3人の距離感が【ハリーポッター】みたいでさらに好き。 相棒が奪われてしまうんじゃないかってずっと気が気じゃないアルベルトの気持ちとか、新しい夢をアルベルトに邪魔されそうでつい裏切ってしまったルカの後悔とか、ホントにホントに愛おしいな…。。ジュリアはもう単純にずっと可愛いし。 出発のシーンなんか、「もうコレなんかもう、え…、泣きそう…」ってなったし予想以上にこの子たちの姿が心に響いたらしい。

【まとめ】

いやいやいや、コレは良いです。全然期待してなかったのに、かなり良かった…。 チンクエテッレみたいな街並みも良かったなー…。 あまりにも良さを主張してこないと言うか、プール終わりに買ってもらった自販機のコーンポタージュだったり、手袋の暖かさだけを頼りにして自転車のハンドル握りしめて家のコタツまでたどり着いたときみたいな、心の底から救われるようなじんわりとした暖かみのある映画でした。染みます…。

ありがとうございました😆

キャラもテンポもレベル高過ぎる…【ラーヤと龍の王国】ネタバレ感想‼️

ラーヤと龍の王国、観ました。

ネタバレ注意です⚠️⚠️

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【手のひらの上で遊ばれる】

デカくて可愛い顔したダンゴムシとさすらいの女子っていう組み合わせ、新しくていいなとかって思ってたら、シスーとかいう動物キャラが追加されてしまい「あのダンゴムシ、影に隠れるな…」って思ってたら、すかさずシスーを人間化させてきたの、映画の作り方が達人のそれ。めちゃくちゃ手のひらで転がされてた。シスーをラーヤの話し相手にさせるために、あえてダンゴムシは喋らないようにしてたのもバランス良い〜。

オナラする虫とか、赤ちゃんとコザルのグループみたいな、罠でしかなかったやつらを敵を欺くために再利用する作りも上手い。

各地区に降り立ってすかさず問題を解決して石を手に入れて、そのまま問題の部分が仲間になるの、抜群にテンポが良い。5つの都市から石集めるとか言い出した時は「コレ、絶対駄作になるわ…」って思ったのにこんな完成形を提示されるとは。。

【キャラクター性もスゴいぞ…】

その流れで仲間になってくキャラクターたちもいちいち愛嬌ある表情筋してるので、すぐに好きになっちゃう。悪そうな見た目してるのに赤ちゃんの名前にひとりだけ気づいてた繊細さと優しさ併せ持つおっさんに、明るいようで家族を無くした悲しみ背負ってる少年。赤ちゃんなのにズル賢くてすばしっこいっていうあの子のギャップも、体に直接作用してくる可愛らしさ。新参者だった赤ちゃんとオッサン同士に、すかさず擬似親子的な立ち位置与えてるのも見事だった。

味方キャラあれだけ配置してるのに全員が良い味出してるのもスゴいんだけど、そのうちの4人ぐらいマスコットキャラみたいなビジュアルしてたのは、さらにスゴい。「こんなゴチャゴチャさせてたら失敗するって…。」ってなるような映画の常識を全て真正面からぶっ壊していく圧倒的なテンポ感、大好き。

【鉄壁の完成度】

100%失敗するであろうゴチャゴチャした下地を作ってそれをテンポの良さだけで面白くしよう!みたいな裏目標でもあったんじゃないかと思うほど、ものすごい挑戦が成功してる映画だった。

基本的に10分区切りでひとエピソードが終わってく構成してるので、本当にテンポが良かった。欲を言うとすれば父親との別れまでの冒頭20分間を10分ぐらいにギュッとまとめてくれてたら文句なしだった。セリフで世界観を説明する3分間が掴みに置かれてたのは勿体無いし、自由度を自慢してくるゲームみたいに各地域のヤツらを順番に説明し始めるあたりは「観るのやめとこうかな…」って思ってたので。

テンポの良さを落とさないまま、キャラクターたちとはしっかり手を繋いで、ちゃんと目的が達成され続けるっていうこの当たり前がちゃんと出来てない最近のピクサー作品たちに風穴開けてくれるクオリティしてました。

 

【アナ雪】的な、主人公の自己犠牲精神が結果的に争いを終わらせるのも良かったな。

 

ありがとうございました😆

家族全員が主人公のアンチ【ミラベルと魔法だらけの家】ネタバレ感想‼️

ミラベルと魔法だらけの家、観ました。

ネタバレに注意してください⚠️⚠️

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【こんな貧相な大作ある…?】

10分ぐらいの短編でやるんだったら文句ないけど、ここまでシンプルな展開しかない作品に制作の許可下りたことが信じられない。描こうとしてるテーマもアイデアもさすがにジリ貧過ぎる。

作品の舞台は一貫して家の中とその周囲だけなので世界観に広がりがなかったのも残念なポイント。どうせならこの狭さを生かしてシチュエーションスリラー映画として生まれ変わってみてはどうでしょう。ちょうど、人間性に難があるヤツらばっかりいるしさ…。ピクサーがここまで人間性終わってる人たちを身内側に置いた作品を作ってくることに驚きました。ギフト持ってないミラベルに一線引き過ぎなんだよ。みんなに励まされすぎて逆にミラベルが凹んでるって作りには出来なかったのか…。

家が壊れ始める30分ぐらいまでまったくといってミラベルに大きな目的が無かったりして、四方どこ見回してもこの作品の目的地がわからない…。今作、ピクサー史上、最低のクオリティだと思う。

歌詞の1行だって頭に残らないような出来の歌がとんでもないテンポで投下され続けるので、この作品がYouTubeの広告動画で出てきてたら、もーすごい勢いでスキップボタン押してた。

【気の毒ミラベル】

家が壊れないようにするのが後半のミラベルの目的なのに、家の人間がいろいろと終わりすぎてるので完膚なきまでにあの家が崩壊することを必死に望みながら観てた。あの家族を助けてあげなきゃ!っていうミラベルは優しすぎる。

とは言え、家の命運がかかってるのにあの姉ちゃんに誠心誠意謝らない感じ、やっぱりあの家族の血を継いでるな…。嫌いだとしてもそこはちゃんと謝って欲しい。【バズ・ライトイヤー】のイジーぐらい謝り方に人間性が出るミラベル。

【マッスルお姉ちゃん】

別のムキムキ姉ちゃんの話になるけど、あのビジュアルだとギフトのおかげで力持ちなのか、自力で力持ちなのかよく分からん。花さか姉ちゃんの見た目で力持ちにして、ムキムキ姉ちゃんの見た目で花咲かしてくれた方が個人的にはギャップがあって好きだったかも。

【公害おばあちゃん】

そして問題のオバァは、いちばんアンタに興味湧かないタイミングで自分の過去を語り出すのはやめてくれ…。いま話しかけて欲しくない人ランキングミラベル調べ ぶっちぎり1位のヤツがミラベルのこと励ましに来やがった…。そのうえ、なんでノコノコ現れてあんたがミラベルに励まされとんねん。逆やろ。ミラベルに謝罪からの、土下座からの、謝罪のスリーコンボやろ。「こうなったのはあたしのせい……」とか言われても「いや、そうよ……?」としか返しようがない。

【THE糞エンド】

そこからの終わり方にしても、最悪な予想を遥かに超えていく「クソ」以外の何者でもない壮絶なクソエンド披露してて、テレビ画面に日大タックルするところでした。おれに理性があって良かったよ。

舞台を家とその周囲に限定してるから、敵ポジションも身内で補うしかなくてその結果としてのあの気持ち悪さなんだろうな。絶対あの家族、1週間もすればまたミラベル除け者にする気がしてならないヨ!

【まとめる】

姿入れ替わるヤツも、頭上に雲できるヤツも、ケガが回復するヤツも、ぜんぶキャラクターの個性描写として寄り道感覚に描かれてるだけなので、ストーリーにまったく絡んでこなかったの本格的にヤバい…。【モアナ】は海に出ないし、【エルサ】は雪の城作らないし、【ラプンツェル】は城から降りてこないようなもん。キャラクターたちの個性がストーリーに全然関わってこない話のいったい何が面白いって言うんだ……。彩り豊かな色えんぴつ用意して塗り絵するんだったら、こんな白紙の紙にじゃなくてちゃんとカタチを持ってる作品に色塗って欲しかったです。


ありがとうございました😆

人間性のアンチ、イジーちゃん【バズライトイヤー】ネタバレ感想‼️

バズ・ライトイヤー、観ました。

ネタバレしてます ⚠️⚠️

【映像美だけを楽しむ映画!】

前評判でも聞いてた通り たしかに後味が虚無っちゃ虚無なんですが、あの予告編から期待できたのってハンパない映像美と、携帯してる武器を取り出して戦ってるバズのゲームムービー感ぐらいだったと個人的には思うので、その面だけで言うと普通に期待通りのものは見れた気分。バズ以外の3人にはカケラも魅力ないし、ザーグの正体も別に…だし、展開に面白みもないし、鉛筆の伏線なんて前振りしすぎなんだけど別にそこを求めて観てなかったのでノーダメージです!ピクサー史上もっとも好みだったあの映像が観れただけで2時間捧げた甲斐はあったし、アンディが好きになったの理解できるぐらいには、バズはカッコよかったぞ!

【イジーちゃんの糞みたいな性格】

ホントに語ることがあまりないんですが、イジーの謝罪に関しては、こういう鬱陶しい謝り方するヤツおるわーーってなった。ほんとイジー、イヤな人間味に溢れてて大好き。「ごめんね。」「失敗しちゃった。」からの「まだ終わりじゃないよね?」のスリーコンボ。腹立つぅ…。せめて一言目は「本当に…、ごめんなさい……!😖」だろ。 タイカワイティティ演じるモーが、不意にソックスを床に落としてしまって 凹んでるときに「気にしないで。ちょっと失敗しただけだよ」ってバズより先に励ましの言葉かましてきたときも、コイツかなり人間性がエンドロール迎えてるヤローだなとは思ってたけどまさかエンドクレジットまで到達してるとは。モーを励ます権利があるの、ソックスの身内であるバズだけだからな。自分のペットに変なオッサンがぶつかってきたとして、なんでオッサンの連れが「気にすることない」って言えるんだよ。お前いったい誰なんだよ。公園で穴でも掘ってろよ。 毎回、ミスしたあとの空気感が、やけに生々しくてリアルだった。

【スベリ芸、観てられない】

コメディパートでの間の使い方が【ソー:ラブ&サンダー】とまったく同じだったので、こっちもタイカワイティティが脚本書いてるのかと思った。しょーもないことを10秒ぐらい続けて、その、何を見せられてるんだ感で笑かそうとするヤツ。下から上にワープしたものが、また下から上にワープするのを見てるだけのシーンとか「新人の顔を見て!」「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ」とか。ストーリーの停滞感がドえらい似てました。福田雄一の演出っぽくもあって、余計つまんなかった。

とにかく映像美、映像美、映像美。開始6分までのアクション感と、30分までのテンポは面白かったです。

ありがとうございました😆